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独り言五言目~参加する理由は「単位が出るから」⁈~

今いるコミュニティはNPO団体なので、ボランティアを募って様々なことをしている。
参加する人も学生もいれば社会人もいる。参加する理由も様々。中にはそういう考えは理解はできるが許容できない参加理由もある。
それが「大学の授業で参加しないとならない」「単位が取れるから」。そう言って参加しに来る人がいる。

正直イラっとくるし、ウンザリする。
結構多い。体感、学生の7割は上記の理由で参加してくる。
最初はそれでもうれしかった。自分がコーディネートするものに来てくれるだけで良かったところがあった。でも、回数を重ねるごとに、徐々に少し慣れてきてちょびっと余裕も出てきて、参加者と向き合えるようになり始めたときに、どこかモヤモヤしていることに気が付いた。
参加理由が、自分の内から来るものではなく、外的要因から来るものがかなり多かったことに、知らずのうちにモヤモヤしていた。
来てくれた人に対する、僕の動機付けが下手くそなのもあるが「またおいで」「一回だけじゃなく何回も」「長く関わってほしい」「何回も参加すると面白いよ」と言っても刺さらないし、中には「単位出ないですよね」と言ってきた人がいたくらい。

最近は大学の授業でボランティア参加を促す授業をしている大学・高校が増えているのもあってか、ボランティアに参加するのは「社会に役立っている感」や「普段とは違うことをやりたい」、「新しいコミュニティを求めている」などではなく、「授業で参加しないといけないから」「単位がほしいから」というのになってきている。1回参加すればよくて、楽に単位が取れるから。複数回参加(同じものでも同じものでなくてよい)のところもあるが少ない。
なんとも言えない。
きっかけとしての授業なのかもしれないが、こちらの動機づけが下手とは言え、授業内で動機づけがうまくできていないのであれば、何の意味があるのだろうか。朝から夕方までやる活動であれば時間をかけながら動機づけできるが、1~2時間で動機づけなどうまくいくはずがない。
いや、授業内・活動内で動機づけがうまくできていないのではなく、単位がほしいからその授業を受けている時点で、動機もくそもないのかもしれない。
授業の単位をとるためという動機で参加しているのなら、ある意味あるのか。
それに、動機がなきゃダメなのか。そんな風に言われている感覚に陥る。

今後どのように接していけばいいのか。ひとまず、短い時間の中で動機づけできるようにしていこう。諦めも肝心か。うん。

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