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人間万事塞翁が馬

はじめに

この記事では私の好きな言葉について語ります。

あなたには好きな言葉がありますか?

私にはたくさんの好きな言葉があります。それらは魔法の言葉です。時には力を与えくれ、ある時には選択を助けてくれます。
その中の一つを紹介します。

本編

『人間万事塞翁が馬(にんげんばんじさいおうがうま)』

「知っている人」も「知らない人」も「忘れちゃった人」もいるかもしれませんが、中国の古典に載っている話です。私は中学校の授業で習ったのが初めての出会いでした。私は初めて読んだ時から何か「びびっ」と来るものを感じました。

詳しくは覚えていないので、詳細について知りたい人は検索して調べてみてください。

私の解釈で簡単に紹介すると、
生きていく中で経験するさまざまな出来事(良いことや悪いこと)に対する捉え方についての話。良いと思うことがあっても悪いことに繋がったり、逆に、悪いことがあっても良いことに繋がったりする。その都度、出来事に対して一喜一憂するのでは無く、淡々と受け入れる姿勢が描かれている。


私は出来事に対して「一喜一憂しない方が良い」と言いたい訳では無いです。むしろ、自分の感情については素直になった方が良いと思うし、表現した方が良いと思っています。
悪い出来事があった時に『未来を信じること』、良い出来事があった時に『未来に注意を払うこと』。
これらの未来に対して過度に行き過ぎない【ブレーキ】のような考え方、自分を【中心に保つ】ような考え方が大事だと思っています。

統合失調症という病気を抱えながら社会生活を送る中で、今ではこの言葉は私の宝物です。

病気になって引きこもって社会復帰して会社を辞めると言ったり会社で活躍したり。

私の人生はちょっとしたジェットコースターなぐらい上がったり下がったりします。

日々の暮らしでさえ、先週は調子が良かったのに、今週の調子は悪いなんてことは頻繁にあります。

その度に、私はこの「人間万事塞翁が馬」を思い出します。

良いことがあっても淡々と受け入れる。悪いことがあっても粛々と受け入れる。そのことの重要性をこの言葉は思い出させてくれます。

おわりに

私の魔法の言葉の一つを紹介しました。たぶん、今、一番好きな言葉です。レジリエンス(復元力)という言葉が流行っていますが、「人間万事塞翁が馬」はレジリエンスを高めてくれると思います。
自分に語りかける言葉によって、人間は形づくられていきます。なるべくなら心地良い言葉を語りかけたいものですね。

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

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