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ラーメン店に求められるWEBサイトとは

MULTiPLE でディレクターをしているナオと申します。弊社ではコーポレートサイトから映像作品ディレクション、イベント企画のお手伝いなど幅広くやっております。

WEBサイトの制作のご相談もいただくことが多いのですが、直近ラーメン店を経営されているクライアント様からWEBサイト制作のご依頼をいただきまして、私自身、ラーメンは大好きですがラーメン店に求められるWEBサイトとはどんな形があるのだろうと調べてみた内容を記事にまとめてみました。

▼どうやってラーメン屋見つけている?

そもそもラーメンを食べたい時、私はどうやってお店を見つけているのだろうか?弊社がオフィスを構える渋谷には食べログのデータをみると104店舗ある(そんなにあるのね、、)https://tabelog.com/ramen/tokyo/A1303/A130301/rank/

1,Google 検索をかける
渋谷でラーメン店を探す時に、全くお店を知らない場合は満場一致でみなさんGoogleで「渋谷 ラーメン」と検索をかけると思う。

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 検索結果はまぁこんな感じで、あとは一番近くて評点が高そうなお店を見つけるだけだが、こう見ると写真と店舗名がかなり重要だと気づく。
俺流、炙り味噌、鬼そばいずれも気になるキーワードだ。
そう試合はもう始まっている。インデックスされた店舗名と写真だけで引きつけなければいけない、特に写真のクオリティはすごい重要。

2,口コミサイト(食べログ、Retty)
大体美味しそうなお店が何店舗あることがわかったがどんな味なのかはインデックスされた情報だけではわからない。検索画面をスクロールすると新設にランキングにまとめられた口コミサイトが出てくる。
あとは気になる店舗の口コミを読み進めていき、気になったお店にいくだけだ。

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ここで多くの方が気づくだろう、、あれ、、
WEBサイト見ないよね。
お店にいく行動の中にWEBサイトを見るという導線がないのだ。
もちろん口コミサイトに貼られている公式サイトがあればリンクを飛んでみる可能性は少なからずあるけど、昨今のGoogleと口コミサイトの連携は協力でサイトを見ずともいけてしまう。
ラーメン、はたまた飲食店全般にこれは当てはまるのかもしれない。
 1,Googleマイビジネスに情報を登録
 2,しずる感のある写真を掲載する
 3,食べログに店舗情報を登録

以上の3STEPとあとは美味しい食事を出して、地道にファンを増やしていけばいい。地道な体力勝負。。

▼本当にラーメン屋のWEBサイトは不要なのか?

単純にお店の住所、メニューなどを発進したいだけであるのであれば上記の3STEPを踏めばコストをかけずに十分とも考えられる。
しかし、ラーメンという食べ物は個人的には個々人が語りたくなるメディアになる食べ物だと思う。高尚な政治の話を繰り広げていた人におすすめのラーメンは?と尋ねれば、ラーメン談義に花が咲く。それがラーメン。好きなラーメン店と音楽の話に例えた記事が最近話題になっていた。
https://r.gnavi.co.jp/g-interview/entry/sacrificebunt/5122

口コミサイトだけでは他のユーザーから情報に埋もれてしまう。初めて訪れたお店が実は50年の歴史もあるお店でとはだれも教えてくれない、また調べるしかない。ただそれが正しいという保証はない。WEBサイトを店舗1つのオフィシャルな発進拠点として改めて考えてみるというのは有効かもしれない。

▼語られるストーリーを用意する

ラーメンを語られるものとして用意するにはラーメン好きが語りたくなるような内容を用意をしよう。重要と考えるのは以下3点。

1味のこだわり
その店独自のこだわり、何時間スープを煮込んだ、素材のこだわりについて
AFURI(https://afuri.com/)ではSTYLEとして食材のこだわりを説明しラーメンへの期待値を底上げる。食べたあともこだわりを知ることでより美味しさの実感の補強になる。

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2 人と歴史
味のこだわりも大切だが、それと同時にそのお店の歴史を伝えるのも重要だ、そのラーメンがなぜそんな味になったのか、店主の出身に関係していたり、学生を腹いっぱい食べさせたいという思いから始まったなどそのドラマを描いてもらうことで一杯をドラマチックにできる。

野方ホープ(https://www.nogata-hope.com/about/)

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 3,  世界感を伝える
味や歴史意外にもその店のたたずまい、内装などを写すことで店が醸し出す印象を伝えることができるNYにある屯ちんは外観からメニューまで高いクオリティの写真を用意することでシンプル構成ながらラーメン屋×カフェのような世界観を伝えることに成功している。写真で世界感を表現していくということがinstagramの隆盛や、イメージファーストな昨今では大切になる。

屯ちん(https://www.tonchinnewyork.com/

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もちろんこれ以外にもTwitter等のSNSを通じて、コミュニケーションをとっていくという手法もあるが、ラーメン店としての味や世界観を伝える軸となるものとしてWEBサイトは有効だと私は思う。そして、ラーメン好きな人は見ている人はちゃんと見ているものだとも思う。まずは着実に段を増やしながら世界感と大切に伝えていく手法の一つとしてラーメン店のWEBサイトは有用なツールになるのではないか?引き続き模索していきたい。

ただサイトを作るだけでなく、世界観をつくるためのストーリー作りやWEB上でのコミュニケーションをどうするか、MULTiPLEではそんなことを常に考えています。
もし僕らが役立てるお話がありましたら、ご連絡お待ちしております。

info@multiple.work


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