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【色んな異論】私は体罰に反対です。なので死刑に反対します。

体に危害を加える死刑は、懲役刑とは別物

刑罰の軽重は、懲役1年、懲役2年…と刑務所に拘束される長さで表現されますが、その流れでは終身刑が”極刑”です。
他方、体に危害を加える体罰は、むち打ち100回とかはなく、いきなり死刑しかありません。死刑は他の懲役〇年とは系統が異なるものとして議論しなければなりません。

昔、体罰は許容されていた。しかし…

少し前までは、教育の場やスポーツの世界で「体罰は必要なときがある」と認識されていました。しかし、今では親の”しつけ”においても体罰はNGとされるくらい、変化していきています。今や「愛のムチ」としても体罰は許容されなくなっています。

「被害者感情」というのなら

死刑存置の理由として「被害者感情」がよく上げられます。
しかし、それであればなぜ「ひとを殴ってケガさせたひとに対し、プロボクサーに殴られる刑」=体罰を設定するように主張しないのでしょうか?殴られたひとからすれば、そいつを殴ってやりたいのが素直な被害者感情でしょう。
被害者感情を死刑の存置理由にするなら、死刑より軽い体罰の導入をセットで主張しなければつじつまが合いません。

刑罰の在り方も更生を重視に

2022年に刑法が改正され、懲役刑と禁固刑が統合され拘禁刑となりました。(施行は2025年までに行われます)この目的の1つに、罪を犯したひとの更生を重視することが挙げられます。
死刑は、刑の執行後、更生はできませんので、この時代の流れからもかけ離れたものです。

結論:究極の体罰、死刑は廃止を

体罰に対する考え方が変わってきている中、究極の体罰を国家が行うことは許されなくなっています。その点で、死刑は時代の変化から廃止すべきと考えます。


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