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ラジオスターの悲劇をよんだMTV

ヒロセ・ハジメ

■ミュージック・ビデオ


今は当然のようにYouTubeなんかで観られるミュージック・ビデオですが、このミュージック・ビデオと言われるミュージシャンがプロモーション用に作成する楽曲にとついになった映像作品は1950年代から作られはしていたようです。
ただ、その当時のものって今ではなかなか観ることができないようです。やっぱりミュージックビデオを認知するまでに広げたのはビートルズできっかけはあまりに人気なので曲を出すごとにあっちのテレビ、こっちのテレビ、ヨーロッパ圏だけではなくアメリカからも出演依頼が来てもいちいち出演してらんねーってことで、曲のリリースに合わせてメンバー出演の映像作品を作って各局へ送ったってのが大きようです。そこから始まって人気のアーティストはプロモーションようにミュージックビデオを作るのが一般化されたという。やっぱりビートルズって偉大ですね。

■MTV

70年代後半になるとロックの産業化が始まります。そのカウンターとしてパンクみたいな派生が生まれたり、ロック自体が大きなムーヴメントになっていました。産業ロックは欧米ではスタジアムロックなんて言われますが、ビッグネームが一つの所に大勢の人を集めてそこでお金をかけたセットでコンサートを開くことから来ているんですけど、まぁそのくらい集客能力があるってことは広く大衆に訴る能力=曲を作れるアーティストである必要があったんですが、ミュージック・ビデオのクオリティであるとかそれ自体が訴求力を持ったものである必要があり、ただ単にアーティストが演奏する様子を映しているものだけでなく、凝ったものが作られるようになっていました。もちろんそのファンはそういったミュージックビデオが見たいわけです。そうした背景があり、80年代に突入しいよいよ1981年にミュージックビデオだけを24時間流し続けるチャンネルMTVが開局します。
開局の時のMTVのCEOの言葉は"Ladies and gentlemen, rock and roll!"だったそうです。そして一曲目にかかった曲、一曲目のミュージックビデオがバグルスの"Video Killed the Radio Star"日本語のタイトルでラジオスターの悲劇でした。
これ直訳すると「ビデオがラジオスターを殺した」だと思うんですね。
内容もそんな捻ったものではなく、単純に映像テクノロジーがラジオ主流の時代の音楽やスターにとって代わった(殺した)って少し感傷的に歌われている内容だと思うんですが、このバグルスのリーダーであるトレバー・ホーンはまさに80年代的テクノロジーロックの寵児のような人なので本気なのかシニカルに言ってるだけなのか計り知れないところがあったりします。本当はどっちなのか、今でも僕にはわからないんですが、皆さんはどうお感じでしょう?と問いかけても僕と同年代以上の年齢の方しかわからない話ですね。
トレバー・ホーンについてはまさに80年代を代表する音を作った人なのでまた別の機会にもお話ししたいと思います。
兎にも角にもそんな背景あってMTVはスタートし、ユース・カルチャーにはただいな影響を与えるコンテンツになったわけです。文字通りMTVはラジオ以上に影響力を持つようにまでなったと言うことでした。

■MTVのTシャツ

現在のMTVはかつて自分がラジオスターを殺してしまったように、YouTubeなんかに取って代わられてしまって、音楽番組は本の少ししか残ってないようで、ドラマとかリアリティ番組をメインで放送するものに代わっているようですが、一応ビデオミュージックアウォードといったその年に作られたミュージック・ビデオで最も良いとされる最優秀ビデオ賞なんてのがあって今でもミュージック・ビデオの世界では威厳のあるものみたいになっているようです。
今回のTシャツはMTVのビデオ・ミュージックアワードのものです。
なんだよ、80年代の話してたじゃないかよ!と言うツッコミもあるかもしれませんが、スイマセン、Tシャツを集め始めたのが90年代からなんでこれしか持っていません。80年代からこのMTVのロゴをプリントしたTシャツは多くの種類が存在していました。
このMTVのロゴ自体が番組のジングルとしていろんな色やパターンが作られていてそれがそのままTシャツのプリントデザインになっているというものでした。
結構インパクトもあって、かっこ良かったんですよね。今で復刻版なんかがあったりすると思います。
ちなみに僕の持っているのは93年のビデオ・ミュージックアワードのもので、その時の最優秀ビデオ賞はパール・ジャムの"Jeremy"でした。
歴代の最優秀賞やノミネートされた曲を見てみるとやっぱりビデオが曲のヒットに影響力があったことがわかると思います。

■ビデオ時代のアーティスト

と言うわけでMTVのお話をメインにしてきたのですが、MTV全盛の時代のアーティスト、スーパースターと言えば、やっぱりマイケル・ジャクソンやマドンナ、あとプリンスなんかも思い浮かぶかもしれません。
あとは第二次ブリティッシュ・インベイジョンのアーティスト達、デュラン・デュランやカルチャー・クラブ、ワム!とか。
どのアーティスト、グループも音楽だけでなく、ビジュアルコンセプトであったりもちろんミュージック・ビデオにも力を入れていて、やっぱり時代を象徴するヒットに音だけでなく見た目も重要であったことがよく伺えます。
ビジュアル重視の80年代、アーティストが着用していたTシャツはどんなものでファッション的なものも含めてどんな意味があったのかと言うのをこのシーズンではお話ししたいと思います。
80年代リバイバルブーム自体はかなり落ち着いていますが、スタイルという面ではもう確立したとも言えると思いますので、そう言う意味ではリアルタイムで80年代を過ごした40代後半以上の方だけでなく、10代、20代の若い方にも是非観ていただきたいと思ってますので、楽しみにしていてください。

■おまけ

なんだか、動画の中では何かを落っことすのが定番みたいになっています。
今回その被害に遭ったのは、お気に入りのジョージ・ハリスンのフィギュアでした。これは1999年にイエローサブマリン〜ソングトラック〜のリリースに合わせて発売されたもので、ジョージには黄色の潜水艦が同梱されていました。ものすごく気に入ってたものなのですが、娘のリカちゃんの彼氏となり、かなり激しい扱いを受けたようで、首がもげてしまいました。(潜水艦は潜望鏡が全て破壊された)
接着剤で補修していたのですが、今回の落下ショックで再び首がもげるという災難にあったわけです。
編集のtake-sunは落下ネタを面白がっているようなので、そのうち落下ばかりの動画が作られるかもしれません。(笑)

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