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台風と、祖母と。

※人が亡くなるお話です。苦手な方は読まないでください。プライベートな話を、自分の整理用に書き綴っていますので、有料記事としました。


台風の日にどうしても外に出なくては行けないのは久しぶりで、ざああともどどうとも聞こえる雨風に怯えながら支度を整えました。

傘をささないニュージーランドで雨ガッパにしていたジャンパーをかぶり、すっぴんにマスクをします。眼鏡を曇らせながら深くキャップを被る私は不審者と言って差し支えありませんでしたが、こんな日の外出なんてこれでも仕方ないだろうと思っていました。

家族にしか会いません。祖母が火葬される前、お家にいる間に、たくさん目に焼き付けておきたいと思って向かいます。

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