書きたい時に書きたいモノを書く 投稿するは主に小説と絵 脚本:紫 作画:リーヌペリ…

書きたい時に書きたいモノを書く 投稿するは主に小説と絵 脚本:紫 作画:リーヌペリーズ

最近の記事

擬似体験録-きさらぎ駅

【きさらぎ駅】 この作品は実際に行ったTRPGでの心理、展開を物語として書き起こした物である。 ー認知世界の概念ー 認知世界とは多様である 起床し目覚めている時に脳が認知する現実世界。 眠りから始まる夢の世界。 此度はそんなおはなし。 「現実」と呼ばれる世界では「夢の世界」に比べ泥酔やトリップ状態、または何かしらの事故や病気に陥らない限り「記憶を無くす」といった事は滅多に無いと言っていいだろう。 物忘れやその頻度が多いなどはそれらの該当外とし。 一方で「夢の

    • 【遠キカノ日、真夏ノ冒険譚】

      ver1.10 [本編] 俺が小学4年の頃 カノウ君って呼んでたその「ニート大学生」は 近所のマンションの3階に住んでいた 玄関の横に窓があって それがカノウ君の部屋だった 最初はピンポンを押して普通に尋ねていた 通い慣れるようになると ピンポンを鳴らさずに 窓から小さく声をかけるようにと言われた 「窓はいつでも少し空けておくから」、とも そうして入るのがいつもの 『遊びに行き方』だった ピンポンを押すと カノウ君の母か、もしくは週末だと父が出て 歓迎してくれ

      • -外伝-【好奇心の令嬢】

        〜Assault Travel in NY〜 ver.1.10 ・プロローグ 「こちらグレイハウンド、HQ、スペイン広場からサンタンジェロ城までのテヴェレ川付近一帯の封鎖、及び民間人の避難完了、  戦車大隊、歩兵部隊、スナイパー部隊のアンブッシュ完了、目標を未だ補足せず、over」 「こちらHQ、戦闘配備の完了をマップデータ上でも確認、「目標」は現在ブランドストリートから西へ向け進行、いや、移動中。  何をしでかすかわからんがテヴェレ川西岸上陸は死守せよ、サンピエトロ聖

        • ー次回予告ー都市伝説短編小説

          次回掲載予定は都市伝説モノ短編小説 その手に詳しい人には言わずと知れた「とある駅」を題材とした都市伝説。 (紫はつい最近までその話を知らなかった...) 作者がとある駅を題材にしたTRPG(テーブルトークゲーム)を実際にプレイし、その起承転結を過去ログを元に短編小説として『紫世界』を織り混ぜ書いたモノである。 フィクションだけどある意味ノンフィクション。 作者自体がTRPGをやる際、臨場感と世界観を「体感」したいがために感情移入するようプレイしているため、感情描写など

        擬似体験録-きさらぎ駅

          ◆文章で殺陣を表現する◆〜片手剣と盾編〜

          その男はトロルの集落付近にいた。 トロル 元々気性の荒い生物で、群れを成し行動をする 知能も高く、集落を形成し、火を使い鉄の加工から焚き火で調理なども行う 武器を使い仲間と連携し狩りをしたりもする。 トロルの集落付近を通った人間が襲われたり家畜が攫われるなどと言った噂は時折り耳にするが 近年積極的に人間の集落を襲い始めるようになったという話である。 被害はそこに住まう人間をはじめとし農作物、家畜が喰われ半分は持ち去られる。 その中でも生きたまま持ち去られるのが

          ◆文章で殺陣を表現する◆〜片手剣と盾編〜

          ジゼル・フォン・ディデエ・アルタイユの地獄ライブ

          ジゼル・フォン・ディデエ・アルタイユの地獄ライブ

          虚空の魔女  作画リーヌ・ペリーズ

          虚空の魔女  作画リーヌ・ペリーズ

          【何モノかに触れた食事】

          男は目覚めた 凍てつく自室にあるベッドの上で 暦は睦月の中程 明け方というにはまだ少し早い時間である。 男は空腹をおぼえ食事をしようと思った 最後にとった食事は半日前の即席麺、味気の無いものだ 不味くはない、ただ美味しくもない、だから一杯で食べるのをやめてしまう 栄養価からして油揚げ麺と粉末スープのみの即席麺では 腹の一時凌ぎとしか言えないだろう なにか美味いもので腹を満たしたい 人間ならばほとんどの人が理解できるその単純な思考が巡った 部屋には石油ストーブがあ

          【何モノかに触れた食事】