暗闇体験「ダイヤログ・イン・ザ・ダーク」を味わってきました
36歳、子持ちのデザイナーです。
最近、「ダイヤログ・イン・ザ・ダーク」という常設イベントを体験してきました。
存在自体を知っていて前々から興味はあったものの、なかなか体験する機会がありませんでした。とあるきっかけで会社内で話題に出たので、興味のあるメンバーで6人で集まり、竹芝で常設されているイベントへ参加してきました。
この投稿では、「ダイヤログ・イン・ザ・ダーク」の感想を言葉にしつつ、まだこのイベントを未体験の方の検討の材料になるように書いてみたいと思います。また、「お子さんを連れていきたい」と思っている方に向けて、パパ目線でもこのイベントを考えてみようかと思います。
感想
■ 新鮮な体験
わざわざ言う必要はないかもしれませんが、とても貴重で新鮮な体験でした。
36歳にもなるといろんな経験を経ていて、なんらか新しい経験ができたとしても、過去の経験のパターンから勝手な類推をしてしまって、「はいはい、〇〇の△△バージョンみたいなことね」と新鮮に感じられないことも増えてきます。
しかしながら、「ダイヤログ・イン・ザ・ダーク」は未体験な感覚がとても強かったです。
印象的だったのは、今回6人でイベントへ行って、6人それぞれが楽しんだポイントはかなりバラけたこと。ダイヤログ・イン・ザ・ダークは、日常でなかなか味わえない新鮮な体験であるがゆえに、それぞれが着目するポイントも個性が出たように感じました。
体験前は、、、
「想像以上に自分は視覚に頼っていたんだな」
「視覚障害者の方々は、こんな感覚で日々を過ごしているのか」
くらいの感想に収まってしまうのではないかと危惧していたのですが、自分を含めて全く「型にはまった体験」になることはなく、楽しむことができました。
■ 視線のない、気持ちよさ
目が見えない中で前に進む不安や恐怖、視覚が封じられることで鋭敏になる聴覚や味覚、暗闇で行われるワークの中でさまざまな感覚と向き合うことができました。その中でも一際印象に残った感覚が「癒し・気持ちよさ」でした。
ぼくは普段「自分がどう見られているのか?」をかなり気にしてしまう方です。そして、相手が自分をどう思ったか把握するために、相手を観察してしまいます。この目線が一切なくなったことが、とても快適だった。
みなさんもZoomのカメラオンからカメラオフにした時に「気が楽になる」経験をしたことがあると思います。この100倍くらいの「気が楽になる」感覚をダイヤログ・イン・ザ・ダークに感じました。
ダイヤログ・イン・ザ・ダークは気づきや学びを得るためのエンタメである側面も強いとは思いますが、心を癒したり整えたりするにもかなり有効なように感じました。
お子さんをダイヤログ・イン・ザ・ダークに連れていきたい
前提ですが、うちは9歳の息子と4歳の娘がいます。
今回、こどもを連れて行こうかとも検討していました。ですが、自分にとっても想像ができないイベントであったため、今回は連れて行くことを断念しました。
大人が体験するには、「素敵な体験になること間違いなし」とオススメできるのですが、こどもにとってはどうでしょう??ぼくの感じたことを、書いてみようと思います。
■ 適正は、小学校5〜6年生だと感じた
うちの子で考えた場合に、恐怖や不安の方が優ってしまうような気がして、連れていかなくてよかったと思いました。
「いつもとは違うことが起きているから、現状をメタに捉えられる」ようになり、大人はそれを楽しめると思うのですが、こどもは単純に感覚がひとつ制限されたように感じるのではないかと心配しました。
別に小さいうちに体験させるようなことでもない、というのがぼくの見解です。
■ 楽しめるとしたら、お友達と
小学生低中学年ならば、
家族で行くよりは、いとことか友達家族と、もしくは友達だけでならば楽しめるような気がしました。
「こどもに新たな体験に向き合って、なんらかの学びを得てほしい」などの気持ちはすべて捨て去って、「暗闇、いつもと違っておもしろい、ちょけがいある」で楽しむならばアリな気がします。同世代の子がいて、状況をからかうことができるようになれば、いい体験になりそうです。
友達と一緒だと、普段怖がっていたジェットコースター楽しめちゃった。みたいな感じ。ダイヤログ・イン・ザ・ダークが狙っているメインのコンセプトを享受するには、小学生低学年は早い気がぼくはしました。
ちなみに、こども向けのイベントも行っていて、対象は小学1年生以上からになるそうです。なので、上記はあくまでもぼくの感じたこととして受け取っていただければ幸いです。
さいごに
息子の通う小学校の「お父さんの会」的なものに参加することになったので、機会があればみんなで行くことを提案してみようかな。どこかのタイミングでは、こども達にも体験させたいですね。
DSCLの同僚も、この日の体験をnote記事にしています。
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ぼくの所属するデザイン事務所 DSCL Inc.で、note magazineを運用しております。他のメンバーの記事も是非ご覧ください。
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