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『自由進度学習のはじめかた』を読んで。


夏休みも終わりに近付いてきて、蓑手章吾さんの「自由進度学習のはじめかた」という本を読み始めました。

私自身、2年前から一斉授業をやめました。

それまでは、基本的に

①音読
②課題化
③1人読み
④全体交流
⑤子供たちの意見をまとめる
⑥振り返り

という流れで、授業をしていました。

しかし、その流れだとどうしても④全体交流に入る時に、ぐんと子供たちのテンションが下がるのが分かります。どんどん子供たちは国語が嫌いになってるんだろうな…というのが分かるのが、とても辛かったです。

それであるときから、授業スタイルを変えました。
まずは手始めに、全体交流をやめました。課題に対する読み取った部分をパーツとして、個々が発表することに何の意味があるのか。このスタイルではアウトプットできるのは、多くて10人参。本来は課題に対する答えを、生徒一人一人が書きまとめられなくてはいけないのではないか。

次に、インプットの時間も変えました。
課題化したら、その後はラストまでずっと自由です。自分1人で考えてもよし。誰かと相談してもよし。タブレットや辞書で調べてもよし。教師に聞いてもよし。そして、課題に対する答えが自分で書きまとめられたら、教師のところに持ってくる。そこで、教師が評価をつけて返す。
このやり方に変えてから、子供たちの目の輝きが変わりました。次の国語、いつですか??と待ち望んでいる子に出会いました。
今までいかに「与えすぎていた」のだなと痛感しました。

この蓑手さんの著書をさらに読んで、さらに主体的に学んでいく国語の授業を考えたいと感じました。

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