仮面ライダーセイバー32章感想

こんにちは、mukuです。

最近、倫太郎が何してても可愛く見える病気にかかっています。しかもだいぶ重症です。助けてください。

さて、早速32章を観ていきます。
なんか久しぶりに平和な始まりです。ノーザンベースのみんなの笑顔が見られて安心しました。刀鍛冶の血が騒ぐ大秦寺さんの笑顔はちょっと怖いですが…。

本当にどうでもいいんですけど、ここのノーザンベースのシーンで使われてるBGM、めっちゃゼルダの伝説時のオカリナの「嵐の歌」を思い出すんですよね。あの曲好きで、よく風車小屋に行っては突っ立って聴いてました(そうですか)。

一方、マスターロゴスとストリウス陣営では不穏な会話が。「ノーザンベースには強力な結界がある」→「結界を壊すことなど蜘蛛の巣を払うようなもの」…え、そんな簡単なの??まあ、ソードオブロゴスのトップだから結界を壊せる権限(?)があるんですかね?
31章で芽依が落とした鍵は当然のようにストリウスに拾われ、悪用されようとしています。あーあ、やっぱりな…。
そして、これまで武器としては剣ばかり登場してきたこの作品において、急に出てきたクソデカ弓矢の違和感がすごい。マスロゴによって放たれた矢はどこまで飛んでいくんでしょうか。

オープニングを挟んで再びノーザンベース。呑気な会話をしていると、結界が矢による攻撃を受けます。
え、さっきの矢これ!?南極にいながらにして北極の結界を遠隔攻撃できるの…??地球半周、2万kmも飛ぶ矢…それで破壊できるなら確かに蜘蛛の巣を払うぐらい簡単だな…。
結界を張り直すために謎空間に入っていったソフィアと入れ違いに、神代兄妹が現れます。別のところからはズオスとストリウスも侵入。ズオスめっちゃ禍々しい色になってる…。イライラしたズオスがヤケクソの一撃を放つと、ノーザンベースの廊下が一瞬にして廃墟と化します。なにそのパワー強すぎ。でも一番ヤバいのはこの攻撃を片手で受け止めてもなんともないストリウスです。怖。
そして不在だったユーリがようやく帰ってきます。「光あれ」にはいろんな利用方法があって便利ですが、今回は普通に目くらましでした。
敵が光に怯んだ隙に飛羽真・ユーリと倫太郎・尾上・大秦寺(と芽依)の二手に分かれます。倫太郎たちの去り際に「約束だ!俺たちで必ずノーザンベースを守り抜く!」と飛羽真。倫太郎が「はい、約束です!」と剣をぶつけて応えるシーンはとてもいいですね。大きな試練をともに乗り越え、お互いに対する信頼が数段深まっているのを感じます。飛羽真が口にする「約束」は重いですからね。生半可な気持ちでは応じられません。

そして全力疾走の倫太郎(しかも正面からのアングル)カッコイイ!!と思っていたら後ろを走る尾上さんがズオスの攻撃をモロに食らってしまいます。ここで倫太郎とズオスの因縁の戦いが始まります。

一方、神代兄妹を相手取った飛羽真・ユーリのペア。
ユーリが「お前らのボス、メギドとつるんでるんじゃね?(意訳)」と指摘すると「なんですって…?」と狼狽えているところを見ると、これは神代玲花も知らない事実なんですね?風通しの悪い職場は遠慮したいところです。
ところで今回のデュランダルの能力描写、1人だけ他の人と違う時の流れの中を歩いてましたね。以前筆者はこの能力をディアルガだのパルキアだの言いましたが、違いました。この能力はどこからどう見てもキングクリムゾン(「ジョジョの奇妙な冒険」より)です。動作の残像が見える感じや、他人からすると時が飛んだように感じる描写など、完全に一致しています。神代凌牙はスタンド使いだった…?
あまりにもキングクリムゾンすぎるので、Twitterで「デュランダル キングクリムゾン」と検索してみたら、筆者と同じことを考えた方々のツイートが大量に出るわ出るわ…。
「みんなやっぱりそう思うよね!?」とスマホに向かってニヤニヤしてしまいました。
その後のデュランダルの「俺を怒らせるな…」も、空条承太郎の有名なセリフ「てめーはおれを怒らせた」を彷彿とさせますね。やっぱりジョジョ意識しまくってません??

強化されたズオスに押され、変身解除に追い込まれる倫太郎。力を封じられているはずの音銃剣錫音を構える大秦寺(封印された剣ってどの程度戦えるんだろう)。ズオスを食い止め、倫太郎に先へ進むよう諭す尾上。みんながそれぞれの戦いを繰り広げています。
ズオスはノーザンベースの壁をぶっ壊し、尾上を外へと連れ去ります。のちにズオスはボコボコにした尾上をわざわざ倫太郎たちの目の前に連れ帰ってくるのですが、極寒の北極なのだから外に放置しておけば始末できたのでは?というツッコミはしないことにします。

そしてズオスの猛攻からみんなを守るため小さめの結界を張るソフィア。攻撃されるたびに流血する腕が痛々しい…。

飛羽真はというと、デュランダルの厄介な攻撃を見切る方法を探し始めます。繰り返しになりますが、たくさんの残像が見える演出はマジのマジでキングクリムゾンそのままです(しつこい)。というかこれ見て「この能力は瞬間移動じゃない…!」って気づく飛羽真すごいな。何をもってそう判断できたのかわかりませんが、ついにデュランダルの攻撃を見切ることに成功します。ここで飛羽真を突き動かしたのは先の倫太郎との約束でした。本当に「約束」の話になるとすごいな飛羽真先生。「約束は破るためにあるのです」とか抜かしてたオルテカに爪の垢煎じて飲ませてやってくれ…。

他方倫太郎は変身することもできず、ズオスに一方的に殴る蹴るの暴行を加えられています。見てるこっちが痛い痛い…。
ここで倫太郎の脳裏をよぎるのは長嶺師匠との思い出、そしてソフィアの「あなたは何のために剣を振るうのです!?」という言葉。
ここの倫太郎が覚悟を語るシーン、めーっちゃめちゃによくないですか……??

「僕の生きる世界は、僕の大切な人たちでできているんです!だから目の前の大切な人たちを守り抜く、強い剣士になるんだ!!」

言われてみてえこんなセリフ

本当に強い剣士とはどういうものか、ついに倫太郎がその真理に到達しました。これこそ、飛羽真が29章で好きだと言っていた、「信念と誇りを持った剣士、新堂倫太郎」の姿なのではないでしょうか。
その想いに応えるように、全知全能の書の一部が輝き出し、ワンダーライドブックへと変化し倫太郎の手に収まります(途中でついでにズオスを攻撃してくれています。有能)。
殴られ続けた顔は傷だらけ痣だらけで、今までのどんな戦いの時よりも酷いものでした。しかし、目を閉じて「大切な人たちは僕が守る!!」と水勢剣流水に誓い変身する姿は、何よりも美しかったです。
これまでは「世界の均衡は、僕が守る!」が変身時の決めゼリフでしたが、より実感のこもった言葉に変化していますね。本当に心から守りたいものができ、純白の獅子となった倫太郎。まるで「君を守るため そのために生まれてきたんだ」と歌うらいおんハートです(?)。
隣で観ていた筆者の母に言われて気づいたんですが、大秦寺さんが寒がる仕草をしていますね。どうやらこのフォームには周囲の気温を下げる力があるようです。味方まで凍えてますが…。

思うように事が進まず苛立つデュランダル。マスロゴにもういい帰ってこいと言われますが、命令に背いて飛羽真にとどめを刺そうとします。もう少しで刃が届くというところで、デュランダルは強制的に回収されていきました。妹に「お前への信頼が揺らいでいるということだ」とか言ってたくせに、お兄様も結構自分がやりたいようにやってますね??
ともかくも、飛羽真とユーリはデュランダルを退けることに成功します。

一方倫太郎は、剣を振るたびに歴代の剣士たちの想いを感じていました。その中には当然師匠の長嶺謙信の姿もあります。ああ、みんなずっと見守ってくれてたんだな…(涙)
組織のトップが正義を見失おうとも、剣士たちの誇りは失われていませんでした。そして今、その想いが倫太郎に継承されたのです。
逃げ出したズオスを追うため、倫太郎はタテガミを白い翼へと変えます。

…え、めっちゃホーリーライブじゃん??
まーた大二の話してるよと思われるかもしれませんが、倫太郎と大二って驚くほど共通点が多いですよね。2号ライダーだし、自分が仕えていた組織に正義はなかったし、それを知ってしまって暴走するし、強化フォームで白い翼が生えるし…2人は似たもの同士、気が合いそうな気がします。

さて、倫太郎は圧倒的な力でズオスを追い詰めていきます。巨大な氷柱でメッタ刺しにしてキックをお見舞いするの、あまりにも容赦なくて大変結構です。なんたって師匠の仇ですからね。
水の中でも戦えるし、めちゃくちゃ強いなタテガミ氷獣戦記…。どんな環境でも戦える水陸空両用(?)なんですね。水中にいるとき、背中にイルカみたいなのがくっついてるのなんかカワイイです。
こおりのキバのような攻撃を受けて陸に投げ出されたズオスは、その辺に突き刺さっていた超巨大な剣を投げてきます(なんであのサイズの剣がその辺に突き刺さってるの??そしてあれを持ち上げられるのあまりにも怪力すぎる)。が、しっかり躱して最後の一撃を叩き込みます。
「強えーじゃねーか。またやろうぜ」と、師匠を超えた倫太郎の強さを認め、粉々に砕け散ったズオス。倫太郎はついに師匠の仇を討ちました。
「本当の強さを見つけたな」と笑う師匠によしよししてもらってぽろぽろ泣く倫太郎…。筆者はもうここでダメでした。ビルド47話「ゼロ度の炎」以来いちばんうるっときました。なんで倫太郎そんなきれいな涙流せるの…??ここの一連の流れは本当に画面が美しすぎて、なんの芸術作品??動く絵画か??ってなってました。

仲間たちと合流し、くしゃみが止まらない倫太郎。とってもカワイイ。周囲だけじゃなく自分も寒いんかい!!「ウワ! アツ! アツインスケド!」と自分の炎で火傷していたクローズマグマのようです(隙あらばビルドの話)。風邪引く前にはやくあったかくしておやすみ…。


はあああぁぁぁ………(クソデカため息)
ここまでの倫太郎四部作、本当にすごかったです。4話もかけて、倫太郎や周囲の仲間たちの心の動きがきっちり描かれていてよかったと思います。
筆者は前々から倫太郎推しでしたが、もっともっと彼のことが好きになりました。もう何しててもかっこいいしカワイイ。あれ、冒頭で書いた「病気」が悪化してるな…おかしいな…?

とりあえず倫太郎編はひと段落し、次回は賢人やマスターロゴスがメインの回です。

感想を書くのは楽しかったですが、4話分を短期間でとなるとやはり体力を使いますね…。しばらくはまた気が向いた回だけ短い感想をツイートするかたちに戻ると思います。
とはいえもう話数的にもそろそろストーリーが佳境に入ってくる頃だと思うので、長文感想を書きたくなったら気まぐれに書くかもしれません。
そのときはまた読んでくださると嬉しいです。
ここまでお付き合いくださった方、本当にありがとうございました!
それではまた。

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