屍鬼骸

ゲームクリエイター志望の学生ヲタク。同人サークル『新約荒神製作所』を運営中。リンクツリ…

屍鬼骸

ゲームクリエイター志望の学生ヲタク。同人サークル『新約荒神製作所』を運営中。リンクツリー:https://allmylinks.com/team-shinyaku-aragami | 公式Webサイト:https://shinyakuaragami.com/

最近の記事

にゃるらに唯一勝てる要素

混沌極めしインターネットの迷い子達の代弁者であり、また先導者たる伝説の男・にゃるら。彼は他愛もないクソ学生であるこの私にさえ、かけがえのない深い傷跡と影響を与えてくれた。そう、彼の作った『NEEDY GIRL OVERDOSE』と『蜘蛛』、そしてその関連コンテンツ。 広大なインターネットを彷徨うヲタク達の本性を鋭く抉った彼は、作家としても文化人としても高く評価された。昨今では他に類を見ない程の出世頭と言っても過言ではない。 ある日、彼が毎日更新しているnoteにこのような記

    • 夏の呪いと弥助と鬱と

      大学3年生の夏季休暇。 私は、ゲーム作家への道を歩みだすべく、冬コミにて頒布する作品の企画を考案している。それと同時に、就職活動も並行して進めているため、我ながら心身共に負荷のかかる毎日を送っていると思う。 企画の執筆は、常に己との戦いだ。 「これがやりたい!」と胸張って言い切れるようなアイディアを書き出し、面白さを見出せそうなゲームシステムを考案する。他作品との差別化をどういったところで図るかも重要である。 この作業で最も辛いこと、それは「自分の才能の無さ」を否応なしに

      • 僕のバイブル。にゃるら著『蜘蛛』を読んで。

         自縛。  それこそが、僕が未来に歩みだせない理由。  僕の環境や歴史というのは、安寧そのものであった。  社会や親が与えるレールの上をただ歩くだけの人生。他人と異なる道に進みたいと、どれほど思ったところで心の箍は外せない。親に相談したところで、強く反対されたらそれまで、意志の弱い自分は何も言い返せなかった。  そうやって、何度諦めたことか。  心の奥底、理性が効く表層心理ではない、深層心理に潜む声が、僕を安寧の地から離させないと意地を張る。強く、強く、縛り付ける。  平凡で

        • 見られたい。見られたい。見られたい。

           承認欲求。  それは誰しもの心にある抑えがたい欲望。欲望の強さは人によりけりだが、僕のそれは極めて貪欲だった。  学生の頃。僕は先生や周囲の生徒に可愛がられたいという一心で、なりふり構わず色んな人に喋りかけた。昼食時や授業中など、沈黙が続くときは自ら話題を出し、会話の流れを無理矢理設けた。今思えば、典型的な問題児だったが、自重することすらもできない僕を、先生たちは苦虫を嚙み潰しながらも受け入れてくれた。  そして周囲の生徒も、僕を「友達」と認識してくれる人が多かった。他人や

        にゃるらに唯一勝てる要素

          推し活は鬱に効くという話。ニディガ展2に行ってきた。

           人生の目標を定めておきながら、生まれてこの方二十年(※実年齢二十歳です)何の成果も出さずにダラダラと生きていた僕。自己を叱りつけ、しっかりせんか! と鏡に向かって檄を飛ばすも三日坊主の繰り返し。もうすぐインターン応募の時期が迫るというのに、人生で何事も成したことが無い今の状況に、凄まじい焦燥感とこの上ない絶望を感じています。  やらなきゃいけないことは、分かってる。あとはそれをどう継続するか、という話なのですが、ここでネックになるのは人生経験の無さです。というのも、一定の

          推し活は鬱に効くという話。ニディガ展2に行ってきた。