『 少年の朝 』

画像1 少年はそれを見つけた。 そっと触って、つよく揺すって、じっと見て、顔を埋めて、匂いを嗅いで、水脈の音色を聴いて、ちぎって、口に含んで、すり潰して、口に含んで、抱きしめて、離して、またじっと見て、走り去った。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?