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お花の村のサラと黄色のちょうちょうさん

今日は、先日私が初めて作った
即興オリジナル物語を
シェアしたいと思います。

それでは早速、物語の世界に入りましょう〜!

〜はじまりはじまり〜

サラは3歳の女の子の妖精。
真っ白いワンピースと
黄色いお花で作った花冠が
よく似合います。

サラは、一面カラフルな
お花が咲いているお花の村で、
5歳のお姉ちゃんと2歳の妹、
お母さんの4人で暮らしています。

サラは、お姉ちゃんや妹と、
毎日お花の中でダンスをしたり、
歌を歌ったり、とっても楽しく暮らしています。
サラのお母さんの作るご飯は
いっつも美味しくて、
みんな仲良く幸せいっぱいな毎日です。

サラの住むお花の村には、
たくさんのちょうちょうさんも
一緒に暮らしていました。

たくさんのちょうちょうさんの中で、
サラは唯一、とってもきれいな
黄色い色をしたちょうちょうさんと、
お話をすることができました。
サラと黄色のちょうちょうさんは
とっても仲良しです。

黄色のちょうちょうさんはいつも、
一番輝いている星を指しながら、
「何かあったときは、あの星を頼りにしてね。」 と、
サラに言っていました。

その星は、他のどの星よりも
強く輝いていました。

ある日、サラは夢を見ました。
夢の中でサラは、ハートの形をした
きれいな貝殻を持っていました。

夢から目が覚めると、

お花の村にはちょうど
美しい朝日が昇ってきたところでした。

サラはふと、
「夢に出てきたハートの貝殻を見つけたい!」
と思い、黄色のちょうちょうさんに
そのことを話しました。

黄色のちょうちょうさんは、
「ハートの貝殻なら見たことがあるよ!
どこにあるか、連れてってあげる!」
と、サラに言いました。

そうしてサラは、
黄色のちょうちょうさんと一緒に、
ハートの貝殻を探す旅に
出ることになりました。

サラは、お姉ちゃんや妹、
お母さんには何も言わずに、
お花の村を出ました。

黄色のちょうちょうさんは、
サラのちょっと先を飛んで、
「こっちだよ!」と、
サラに道を教えてくれました。

サラは、黄色のちょうちょうさんの
後に続いて歩きました。
気がつけば、サラはお花の村から
ものすごく遠いところまで来ていました。
夕暮れも近づいていました。

すると突然、
雲行きが怪しくなってきました。
大きな嵐が近くまで来ていたのです。

間もなくしてその嵐は、
サラとちょうちょうさんのいるところまで
やってきました。

ものすごく強い風が
「ビュービュー!」っと吹いてきて、
どしゃぶりの雨が降り始めました。

空は途端に暗くなり、
サラは急いで森の中に隠れました。

風の音と大雨の音、
木の葉が強風に吹かれて
「ゴーーー!!!」っと
ものすごい音を立てています。

怖くて怖くて、サラは耳を塞いで
うずくまってしまいました。
顔をあげることもできません。

サラは恐怖で泣いてしまいました。
たくさんたくさん泣きました。

泣き疲れたサラは、眠ってしまいました。

サラが眠りから覚めた時には、
嵐は去っていました。
サラは、ほっとしました。
でも、外はまだ真っ暗。

おやおや??
黄色のちょうちょうさんがいません。
どこにいったのでしょう?

「ちょうちょうさーん!ちょうちょうさーん!」
サラは何度も何度も呼びますが、
ちょうちょうさんの返事はありません。

サラは一氣に寂しくなりました。
「ちょうちょうさんを頼りに歩いてきたのに、
これからどこに行ったらいいの??」
「こんなに真っ暗なのに、ひとりでどうしよう...!」

お花の村に帰る道さえわからないサラは、
どうすることもできず、
また大声で泣いてしまいました。

「うぇーん!うぇーん!ちょうちょうさーん...!」

その時サラは、ちょうちょうさんが
サラによく言ってくれていた言葉を
思い出しました。

「何かあったときは、あの星を頼りにしてね。」

そうだ!ちょうちょうさんは、
一番光っている星を頼りにしてね、って言ってた!

真っ暗闇の中、サラはすぐに
一番明るく輝いている星を
見つけることができました。

サラは、寂しさや不安、
心配な氣持ちを持ちながらも、
ちょうちょうさんの言っていた言葉を信じて、
その光り輝く星を目指して歩き続けました。

歩き疲れてヘトヘトになってきたサラ。

すると急に視界が開けてきて、
サラの目の前に、白い砂浜が見えてきました。

光り輝く星は、
何やらこの白い砂浜目掛けて、
空からピューッと一直線に、
一筋の真っ直ぐな光を放っているようです。

サラはその真っ直ぐな光の元へ、
歩いて行きました。

すると、光に照らされた砂浜の上に、
小さな木箱が置かれているのを見つけました。

「何が入っているんだろう?」

サラがその箱をそーっと開けると、
中からはなんと、 サラの大好きな
黄色のちょうちょうさんが
飛び出してきました。

「ちょうちょうさーん!!」
サラはちょうちょうさんと
また会えたことが 嬉しくて嬉しくて、
泣き出しそうです。

ちょうちょうさんは
サラの持っている箱に近づき、
「もう一度箱の中を見てごらん。」
と言いました。

サラが箱の中をもう一度見てみると、
そこには、サラが探していた
ハートの形の貝殻が入っていました!

「あった!あったよ!見つかったよ!
サラの宝物、見つかったよ!」
サラは、大喜びです。

「すごいよサラ!ひとりでよく見つけられたね!」 と、
ちょうちょうさんもサラを褒めました。

「『何かあったときは、あの星を頼りにしてね!』って
ちょうちょうさんが言ってくれたのを思い出して、
一番光っているあの星を頼りに歩いたんだよ!」
サラは言いました。

「よく覚えていたね、サラ!
あの一番輝く星はね、希望の星って言うんだ!

実は、サラの心の中にも、その星があるんだ。
サラのお姉ちゃんや妹、サラのお母さん、
みんなの心の中にも、その星は必ずある。

どんなに寂しくて、悲しくて、怖くて、
苦しくて、心配で、不安になったとしても、
心の中にある希望の星を頼りに進めば、
宝物に辿り着くことができるんだ!

希望の星が、宝物を照らし出してくれるんだよ!」
ちょうちょうさんは言いました。

「わ〜!なんてすてき!!希望の星!
希望のきらきら星だね!」
サラが言いました。

「そう!希望のきらきら星!!」
ちょうちょうさんが言いました。

「サラが嵐の中で
ちょうちょうさんとはぐれても、
希望のきらきら星を見失わないで
歩き続けることができたから、
だから、サラはハートの貝殻の宝物を
見つけることができたんだね!」
サラは、嬉しくて胸がいっぱいです。

夜が明けて、朝日が昇ってきました。
朝日に照らされて、ハートの貝殻は
とても美しく輝いていました。

「そろそろお花の村に帰ろうか。」
ちょうちょうさんが言いました。

「うん!」
サラは元氣に答えました。

サラはハートの貝殻を大切に抱えて、
ちょうちょうさんと一緒に、
砂浜をあとにしました。

お花の村では、
サラのお姉ちゃんと妹、
そしてお母さんが、
サラの帰りを今かいまかと
心配そうに待っていました。

向こうから
サラと黄色のちょうちょうさんが
村に向かって来るのを見つけたサラの家族は、
一斉にサラのもとに走って行きました。

「どこに行ってたのよ、サラ!」
お姉ちゃんが言いました。

「よく帰ってきたね。」
お母さんがサラを抱きしめて言いました。

お花の村に無事帰ってきたサラは、
その日、ハートの貝殻を家に持ち帰り、
ハートの貝殻でネックレスを作りました。

サラは、ハートの貝殻のネックレスをつけて、
サラの冒険をお花の村のみんなに話しました。

みんなサラの話に聞き入って、
サラの冒険を一緒に楽しみました。

希望のきらきら星を頼りに、
ハートの貝殻の宝物を見つけた
勇氣あるサラの冒険は、

その後何年も何年も、
お花の村の妖精たちに
語り継がれていきました。

〜おしまい〜


と、、、!こんな感じで、
我ながら、30分でよくこんな物語が
できたもんだなぁ!と、
びっくりしてしまうほど、
あっという間にできちゃって、
とっても楽しかったです!

物語、わたしに書けるのかな?
そう思っていたわたしでも書けたので、
たのしむ氣持ちさえあれば
どなたでも簡単に書けちゃいます!

しかも、創り終えたその時点では
この物語の内容が何を表しているのか
よくわからないな〜!
と思っていても、

後から読み返すと、
「あ!これってそういうこと!?」と、
ハッと氣づきが起こって、
自分の中で発見があるのも
面白かったです。

自分が大切にしたい価値観だったり、
自分でも忘れていた昔の記憶が蘇ったり、

なんだかとっても不思議。
だけどとっても面白い。

そんなワークショップだなぁと、
感じました!

何より、オリジナルな物語は
わたしの一生の宝ものになりました✨

これからもまた色々書いてみたいな〜!

あなたもぜひ、
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