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poem 時に言葉は

時に言葉は
強すぎるから

木漏れ日や
雨垂れの音だけで
良い

時に言葉は
強すぎるから

野辺の花や
葉擦れの音だけで
良い

そっと心を寄せるもの

静かに流れる
無心の時と

ただ有るという
佇まい


ことばはこころ。枝先の葉や花は移り変わってゆくけれど、その幹は空へ向かい、その根は大地に深く伸びてゆく。水が巡り風が吹く。陰と光の中で様々ないのちが共に生き始める。移ろいと安らぎのことばの世界。その記録。