poem 淡い世界
淡い世界で
生きている
白黒はっきり
つけようなんて
淡い世界で
生きている
境界線は
ぼやけたままで
淡い世界で
生きている
少し滲んだ
縁取りが
それでいいよと
囁いた
ことばはこころ。枝先の葉や花は移り変わってゆくけれど、その幹は空へ向かい、その根は大地に深く伸びてゆく。水が巡り風が吹く。陰と光の中で様々ないのちが共に生き始める。移ろいと安らぎのことばの世界。その記録。
淡い世界で
生きている
白黒はっきり
つけようなんて
淡い世界で
生きている
境界線は
ぼやけたままで
淡い世界で
生きている
少し滲んだ
縁取りが
それでいいよと
囁いた
ことばはこころ。枝先の葉や花は移り変わってゆくけれど、その幹は空へ向かい、その根は大地に深く伸びてゆく。水が巡り風が吹く。陰と光の中で様々ないのちが共に生き始める。移ろいと安らぎのことばの世界。その記録。