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poem 鷹飼

裾野に広がる
原野にひとり

彼ものは
舞う
大空を

私は見つめ
それから想う

さぁ
この腕へ
降りて来い

彼のものが
舞う
大空を

私は見つめ
それから想う

肉に喰い込む
お前の爪で

私を連れて
飛んで行け

現世のこの身を
引き剥がし
お前の
空の彼方へと

ことばはこころ。枝先の葉や花は移り変わってゆくけれど、その幹は空へ向かい、その根は大地に深く伸びてゆく。水が巡り風が吹く。陰と光の中で様々ないのちが共に生き始める。移ろいと安らぎのことばの世界。その記録。