tiny song 白いキャンバス
私が描く
筆の先に
色をつけよう
未来まだ
白いキャンバス
なのだから
私が描く
筆の先に
色をつけよう
そこには君も
私もいて
笑っているはず
例えば雨に
濡れたとしても
濡れてゆくことを
感じきってみたい
例えば風に
吹かれたとしても
その強さを
私の全てで
感じきってみたい
思いがけず
嵐が来て
全てを一から
描き直すことに
なったとしても
同じように
思いがけず
またやわらかな
光の差す日も
きっと来るのだから
ことばはこころ。枝先の葉や花は移り変わってゆくけれど、その幹は空へ向かい、その根は大地に深く伸びてゆく。水が巡り風が吹く。陰と光の中で様々ないのちが共に生き始める。移ろいと安らぎのことばの世界。その記録。