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poem 滅すればなほ

滅すればなほ
喰らい付く 

骨の髄まで
喰らい付く

そいつはなほも
喰らい付く

痛みは麻痺し
悲しみが

俺を割くよに
這い回る

そいつは何だ
俺を呼ぶ

そいつは誰だ
俺を呼ぶ

滅すればなほ
喰らい付く

そいつは俺に
喰らい付く

ことばはこころ。枝先の葉や花は移り変わってゆくけれど、その幹は空へ向かい、その根は大地に深く伸びてゆく。水が巡り風が吹く。陰と光の中で様々ないのちが共に生き始める。移ろいと安らぎのことばの世界。その記録。