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想いが交わる 光の螺旋で その「闇」は砕け散る 2

ひとりは、
その執着で 
すすめないことを苦しんだ。
ひとりは、
その優しさで、
ずうっと待ってくれていた。

おひるごはん、茶碗に一口。
食べる度、迷い、考えた。

「魔法使いを、信じきる」
そう、決めた。
3月8日おひるごはん、
お茶碗に、50gのご飯をよそった。

そのしろいものを、
口に運ぶまでは、
こわくて、こわくて、たまらなかった。

弱さで心がきゅっとなった。

「ふやして、しまった・・・」
いらなく、自分を責める。

「白いごはんをたべること」
それは、
「糖質制限」で
学んだ痩せ方、覚えた食べ物、
知識をすべて捨てるということだ。

「正しい」と信じて努力していた
過去の私をすべて否定するということだ。

その苦しみを、すべて、うけいれ
昇華させるということだ。

「お米を食べたくない」
心は、お米を食べることを否定した。

「お米を食べなきゃ」
行動は、心と反対のことをした。

ふわり。 
その優しさで ひとりは、待った。
さくり。 
痛みとともに もうひとりは
自分の心の無視をした。

「叶えたい」 「叶えてあげたい」
二人の想いが初めてかさなった。

空にキラキラ輝く、螺旋の光の渦が走る。

その「魔法」はかけられた。

ガシャン!
心の中の、かたい、かたい硝子が割れる。

「白いものに、脅えていた」

割れたガラスは「光」に変わり、
重い心にとけこんだ。

呪縛が、とける。

重い、重い、「闇」が、
大きな螺旋の光の渦で、
粉々に打ち砕かれた。

「これで、すすめる」

ようやく私は、夢を叶える、
片道切符を手にいれた。

































最後まで、読んでいただき、ありがとうございます。言葉たちが、一歩すすむきっかけになってくだされば、幸いです✨