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想いが交わる 光の螺旋で その「闇」は 砕け散る

白いものに、脅えていた。
お姫様が魔法使いを信じたように
私もそれを信じなければ、
物語は、終わる。

「糖質制限ダイエット経験者」
それが、
栄養バランスを整えるダイエットへの
道筋の仇となり、
「呪い」になった。

白いご飯を普通に食べることが、
こわかった。
適量(150)の半分は、
朝昼晩に食べてくださいね、
と言われていた。

その量を、食べることができなかった。

「ご飯を増やして、また太ってしまったら?」
「夫にやっぱり、太ったじゃんって言われたら?」

まだ、先生を完璧に信じることはできなかった。

だから、おかずだけは揃えて
玄米を少し足しただけにして
20gのご飯。いつもそうしていた。

他のひとたちがたくさんの、
白いご飯をおいしそうに頬張る姿が
うらやましかった。

お茶碗の器の中に、
一口分の小さなご飯のかたまりが
ひとつだけ。

むなしい思いをしていたのが、本音だ。

魔法使いを信じなければ
物語は、始まらない

「魔法の書」があったって
信じなければただの「紙切れ」。

ガラスを粉々に割るように
その「呪い」を
砕き散らしたいのに、

苦しい、苦しい思いだけが先にたって。
勇気が出ない自分がいた。

魔法を大きく輝かせられるのは
ひとりの「知恵」と、ひとりの「勇気」
その想いが、
大きく交わった時だけだ。

その「光」を発するために
乗り越えなければいけないのは、私だ。

「ごはんをふやしてみようかな」
お茶碗を手にもつたびに思うのに。

「やっぱり太るんじゃ・・・」
疑ってしまう心が、
私の歩みをとめていた。




最後まで、読んでいただき、ありがとうございます。言葉たちが、一歩すすむきっかけになってくだされば、幸いです✨