Fランク大学で4年間もがき続けた話

こんにちは。皆さん、元気ですか!?
元気があってもできないことはある。
どうも、むこです。

とうとう、緊急事態宣言が出てしまいましたね。
私は現在東京に住んでいるのですが、
スーパーに物が少ないことにひいてます。
物流はほぼ通常通りに動いているのに…。
まあ、文句ばかり言っていても仕方ないので
冷静に状況が改善されるのを待ちましょう。

さて、今回は私がFランク大学で4年間もがき続けた話です。
半年で学校に行かなくなった記事と学歴フィルターの記事には少しずつ書いていますが、
私は薬学部薬学科を中退したあと、私立のFランク大学に入学しました。
今回はその大学に入った理由と苦しんだことの2つについて話します。

1.  私立のFランク大学に入った理由

まず、なぜ薬学部薬学科を辞めてまでFランク大学へと入ったのか?

最初の大学は入学してから半年間で休学し、その後半年間の浪人期間を過ごした。そのときに、単純に「好きな動物について学びたい!」と学問の中で初めて興味のわくものを発見することができた
薬学科では興味を持てるような分野が全くなく、講義も真面目に臨んでいない状態であった。
そのため、興味のわく学問を見つけることができたのは本当に良いことだった。
獣医学部に進学することが最適だったかもしれないが、私の頭と半年の浪人期間では全く足りなかった。
そのため、偏差値が格段に低い (私立にも関わらず、偏差値35) ものの、畜産・実験・展示 (動物園等) ・愛玩 (ペット等) 動物と幅広く学ぶことができる学科へと進学した。

ただ、びっくりするほどの学力だった。
入学後に数学・英語・化学のクラス分けテストがあるために、テキストが入学前に配られた。それを見て、驚愕した。化学・数学は高1で学習した内容だった (英語はそれ以下だったと記憶しているが、何をやったのかはあまり覚えてない) 。そして、その内容でテストが行われ、その後の講義もそれに沿って実施されていった。当然、私は大学に入ってから基礎教科はテスト前でさえ勉強したことはない。それでも一番上の評価は取れた。3教科とも2年後期まで続いたが、高校1年間をその2年間で終わらせるようなペースだった。さて……笑えない…。あれ?また、自分は大学選びを間違えたのか?よくネット上で馬鹿にされている、Fラン大学生は漢字も敬語も簡単な微積もモル濃度計算も英検3級程度の単語力もないとか言われているが、この大学にいると何も笑えないぞ。半分以上は的を射ている。

なんてとこ入ったんだろう…私はそう思っていた。ただ、専門科目は非常に楽しかった。これが辞めない大きな理由となっていた。4学年合わせても100人 (卒業するときには100人割ってた) をちょっと超えるほどの小さな学科ではあったが、先生たちは非常に優秀な人たちが集まっていたように思う。獣医師免許を持った先生も多くいたが、どの先生もバックグラウンドが全く違うために、専門科目を個別に話を聞きにいけば非常に楽しかった (講義時間中は……まぁ…あれだ、たぶん…学力に合わせていたんだろう……) 。このような所も自分が大学院に進んだ理由と関わってくるところだ。

おっと。また、ノリノリになってしまって、タイトルと違うことを話してしまった。じゃ、次へ。

2. もがき苦しんだ4年間

タイトルと同じ見出しの章。つまり、ここが言いたい肝である。
ここまで、読んでくれた方はタイトルを見て思ったはずだ。なぜ?基礎教科は勉強もせずに単位は取れ、専門教科も楽しいのにもがき苦しんだの?と。
それは自分の目標となる (競い合うための) 人物がいないためであった。
いくら専門科目が楽しいとはいえ、4年間モチベーションを保つのは非常に難しい。特に、私の場合はとらなければならない単位が最も少なかった2年後期が最もひどかった。1週間に5つの講義 (3日間) という文系も真っ青な時間割の組み方をしていた。だから、講義がある日でさえ、講義が終わったあとに隣県までツーリングしたり、パチンコ行ったり、バイトに精を出したり…。とにかく講義が少なく、どこを目指して生活していけばいいのか、自分は何がしたいのか、よくわからないような生活をしていた。

ただ、2年が終わる時期に学科の先生から「お前は確かに周りより頭が良い。ただ、お前の頭の良さぐらいなんて世の中に出たら腐るほどいる。現に周りのやつらを見てみろ。お前、大学の中だけでも全部の科目で勝ててるか?勝ててないだろ?そんなもんだよ、お前の頭は。だから、勉強し続けなきゃ。今、見下してるやつにもばんばん抜かされていくぞ。」とドストレートに言われた。完全に心の中を見透かされていたような言葉だった。見下してるつもりなんて無かったが、そのような言動を先生は感じていたのだろう。反省。そこから、別にすべての教科で同じ人と競いあう必要なんてないのかと初めて思った。それぞれの教科を得意とする人と競い合う、そしてさらに自分を高めていく。今までにはない発想だった。自分はどちらかというと器用貧乏なタイプで、すべての教科を満遍なく平均以上とるようなタイプだった。ただ、そこから平均以上とることは当たり前として、3年からは実験動物学を専門にして、関連法律やあまり使用しない動物についてもとことん知識を深めていった。その後、大学4年になる前に”まだ、勉強したりないな”と感じ、大学院へと進む決心をした。

ここで言いたいのはFランク大学内で1番を取っただけで調子に乗っている人に向けてだ。あなたはそんなに凄くないというのを肝に銘じてほしい。確かに、あなたはその小さなコミュニティでトップを張っているかもしれない。ただ、それだけで本当にいいのかもう1度考えてほしい。
高校生のときに勉強する努力ができなかったと見られるかもしれない。学部卒業のときに就職活動をすれば、Fランク大学の生徒だからとエントリーシートを見る前に落とされるかもしれない。別の大学の大学院へと進めば、学歴ロンダリングかと思われるかもしれない。あなたがどんな理由でそこの大学に入ったのかなんて話すまで全く分からない。しっかりとした、確固たる理由があっても周りの人にはただのFランク大学の卒業生だと見られるかもしれない。だからこそ、徹底的に努力すべきだ。自分がやりたいことに全力を注ぐべきだ。大学内で自分の専門科目以外でも自分が1番と自負しているのならば、大学外にも目を向けてみればいい。専門科目の学会に行って同年代と話せばいい、教授たちと話せばいい。専門科目でさえも同年代に圧倒的に負けていることに気づけるはずだ。つまり、結局あなたは ”井の中の蛙”でしかないのだ。自分の将来をもう一度鑑み、未来に目を向けてほしい。1歩踏み出そう。過去を振り返ったときに、その1歩がとてつもなく大きな変化を踏み出したものに変わっているかもしれない。

以上です。
何か意志があってFランク大学に入った人は徹底的にもがいてください。
何か見えてくれるはずです。

スキをくれると泣いて喜びます。 むこ

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