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本日の記事は、「母語についてもう一度考える」がテーマです。現代文の筆記問題で困っている人や、自由英作文や英検のWritingで困っている人にぜひ読んでほしい記事です。


母語とは

母語とは、その人が子供のころから使っていて、もっともスムーズに感情を表現することのできる言語のことである。

東京外国語大学

以上のように母語は定義されています。我々でいえば、「日本語」です。

母語の介在はほぼ不可避

外国語の勉強・習得において、母語の影響を完全に排除することは不可避です。少なからず母語は外国語習得に影響をもたらします。これを言語転移と言います。
詳しい説明は、他に譲りますが、簡単にいうと母語の言語規則が邪魔をしてしまう状態です。これはスポーツでもありうる話で、よく例に出されるのはテニス経験者が野球のバッティングをすると、テニス打ちになってしまうことなどが挙げられます。

テニス打ちが、別のスポーツにも影響を及ぼす可能性がある

母語で考える力はすごく大事

英語学習を行う上で、日本語が邪魔をしてしまう場面は多くあります。では、ノンネイティブが英語ですべての物事を考える、つまり思考することは可能なのでしょうか。
私は「極めて難しい」と考えます。
言語はコミュニケーション手段であると同時に思考ツールであるということは疑いようもありません。思考する際には、母語や母国の文化がフィルターになります。
少々難しい話になってきたので、興味のある方は【言語相対説】と検索してみてください。
ここで、私が言いたいことは、母語で考える以上、外国語学習と同時進行で、母語での思考も養いましょうということです。

リーディングでも、母語で内容をある程度知っておくことは非常に有用です。上の記事から読むことができます。

母語で考え、外国語に再生成する

私は、外国語、特に外国語を生み出すライティングでは、まず母語での思考を深めるよう指導しています。
そして、母語で思考した内容を外国語に再生成するトレーニングを行います。
母語で深い思考を行わないと、内容の薄い英作文になってしまうと考えるからです。まずは日本語で考える、その後、英語での表現方法を学ぶ。
こうすることで、いわゆる「書くことがない。」という問題が減少します。

※ただし、スピーキングはある程度の自動化も行わないと、会話にならないので、その点はまた別のトレーニングが必要です。


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