【神になるための入門講座10】最終回、人が神になれる秘法教えます。
さあて、みなさまお待たせいたしました!今まで10回に渡って神になる方法について、その前段階を説明してきましたが、いよいよ最終回です。
今日こそ、みなさんには、「神になるかどうか」を自分の胸にしっかり手をあてて考えていただき、最終結論を出していただこうと思っています。
神になるということ!それはすべての権力をその手中に収めることを意味します。また、全能の力を得て、これまでのドンづまりの生活からおさらばすることを意味します。
僕たち私たちは、人間であったときには、しょーもない吹けば飛ぶようなちっぽけな存在でしたが、神になった暁には、そのしょーもない人々、人類から崇拝され、崇め奉られるようになるわけです。ばんざーい。
もちろん、ここへ来るまでには紆余曲折ありました。神とはどんな存在なのか、どんな神になれるのか、徹底的に考え抜いた末の結論ですから、もはや迷いはありますまい。
それではいよいよ、今宵あなたは神になるのです!
さて、神になるための最終段階に入ったわけですが、僕たち私たちがこれから神になるにあたって、貴重な先輩方のお話をすこしだけ聞いておきましょう。
”人から神になる”
この凄い成就を、すでにやった人たちが数名いるので、その先輩に入門のレクチャーをしていただこう、というわけです。
まず、なんと言っても人から神になった代表格は、「イエス・キリスト」ではないでしょうか?もちろん、キリストは「人」ではなく、もともとは神であったという解釈をすることもできますが、いちおう人だったとして、どのように神になったのかをまとめてみましょう。
■ 1世紀のユダヤ地方で、宗教活動をして、人々の病を治したりした。
■ 全人類の罪をなすりつけられて、それをかぶって十字架で張り付けになった。
→ 人々のためになる活動をして、十字架に張り付けられて死ぬと神になれる。
(23億人の信者数を誇る)
それから、神ではありませんが「仏」になった人もいますね。ゴータマ・シダールタというインドの人です。
■ インドを巡って、修行を極めて人々にこの世のならわしを教えて回った
■ 老衰で横になって亡くなった
→ 人々のために、修行を極めると仏になれる。
(信者数5億人と言われる)
イスラム教のムハンマドは、神になったわけではなく、預言者ですから除外していいでしょう。
こんな人はどうでしょう。以前も少し出てきましたが、菅原道真さんです。
■ 朝廷で偉い人として、右大臣にまで上り詰めた
■ 嘘の仕打ちを受けて左遷させられて、地方で失意のうちに死んだ。
→ めっちゃ社会のためにがんばったのに、ひどい目にあって死んだら神になれる。
(天満宮は全国1万2千社)
佐倉惣五郎さんを知っていますか?
■ 下総の国で、藩主の重税を将軍に訴えた
■ 夫妻と子供全員が張り付けになった。
→ 農民のために体を張って死んだら、神になれる。
(国内30箇所で祭られている)
岡村輔之という人もいます。
■ 土佐藩が飢饉に襲われた時、独断で米蔵から食料を分け与えた
■ 謹慎ののち、自害
→ 農民のために頑張って死んだら、神になれる。
(鑑雄神社で祭られている)
豊臣秀吉さんも有名ですよね。
■ 天下を取って、世の中を自分の思うがままにした
→ 豊国大明神として祭られている。
徳川家康さんもですよね。
■ 天下を取って、260年間も江戸幕府を維持した
→ 東照大権現として祭られている。
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こうして、神になった先輩たちを見ていると、その「神になる方法」がおのずと見えてくると思います。基本的には3パターンぐらいが中心になるでしょう。
それは
1) 人々のために、頑張って何か手助けをすること。(実利でもよいし、修行でもよい)
2) めっちゃ頑張ったのに、認められず・もしくは権力によってひどい目にあって死ぬこと(殺されてもいいし、自殺でもよい)
3)天下を取ること
の3つです。これを実行すれば、あなたもわたしも神になれるということです。
(余談ですが、織田信長も天下を取ったので「神」になっています。マイナーですが「建勲神社」で祭られています。京都市内でバスに乗る人はよく知っていると思います。ただ、この神が神になったのは明治になってからなので、ちょっと遅咲きですね。)
さあ!もうこれで神になる方法はわかりました。
後は「一生懸命、民のために頑張って、それでも認められなくて殺されるか」、あるいは「天下を取るか」だけです。
それを頑張れば、僕たち私たちは「神」になれるのです!やったー!!
一生懸命民のために頑張るのは苦労かもしれませんが、神になった後には、やりたい放題できます。
殺されるのは痛いですが、後で神になった後に「倍返しだ!」ですね。
天下を取るのは、大変ですが、あなたならできます。たぶん。
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ここまで読んで、やっと神になれる方法がわかっても、
「それはしんどそうだ!」
「それは大変だ!無理だ!」
「それはつらい、痛いのは嫌だ!」
と、拒否反応を示してしまう人もいるでしょう。
せっかくここまでたどりついたのに、最後の最後に神になるのを諦めてしまうなんて、もったいないことだと思います。あとは実行あるのみ!なのに。
・・・けれど、この世界を作った神は、そんな意気地なしのドンづまりのあなたにも、最後の最後に「もうちょっと楽に、偉大な存在になれちゃう方法」というのを残してくれていますので安心してください。
神にはなれませんが、「痛い思いをしなくても」「つらい目にあわなくても」「天下を取らなくても」
そのままのあなたのままでいい!
なーんにもしなくても、いつかきっとなれちゃう!
という素晴らしい最後をプレゼントしてくれています。
どうかそのまま、あなたらしくあなたの人生をまっとうしてください。別に偉くならなくても、世のため人のためにならなくても大丈夫です。ドンづまりの、何者でもない、しょーもない人生でも構いません。
そのままで、そのままのあなたでもOKなのです。それが神の愛です。
あなたがいつか、最後の最期に目を閉じて、あなたの人生をまっとうした瞬間にそれは訪れます。
あなたは神さまには成れませんでしたが、
仏さん
には、なれた、というわけです。
これにて、御陀仏!!!
(チーン)
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