カラー・アウト・オブ・スペース

クトゥルフ神話の有名作品ですよ。

原作が出版されてから100年後の現代みたいなので、ちょっと関連がありそうな気がするんですよね。

この作品はなぜ来たのか。その生物はどんなヤツなのか。そこが曖昧なんで、観た人によって解釈が違うのが面白いところですよね。

個人的にはラヴィニアがなんちゃってネクロノミコンでやった儀式によって来たのかなって思ってるんですけど。なんちゃってで母の病気を治そうとした儀式が失敗してしまい、それで呼ばれて来た。そんな風に解釈してたんですけど、どうなんでしょうか。

作中でなんちゃってネクロノミコンで2回目の儀式をして失敗?(何も起こらない?)があったんですが、ネクロノミコンが偽物であることの暗示と共に、偶然呼び出した訳ではない。って事を伝えていたのでしょうかね。

うーん。謎が深まる感じです。

この作品はクトゥルフ神話TRPGなどに触れている自分としては、狂気に飲まれていく姿が観ていて面白かったです。

怪しい水をずっと飲んでいるニコラスケイジとか。全体を通して演技が素晴らしいんですよね。さすがはニコラスケイジですよ。

物語は突然、落ちてきた隕石によって始まります。その隕石はピンク色のスペクトルのような光を放っていた。そして少し経つと、隕石は消えてしまう。

しかし彼らはすでに潜んでいたのであった。

ガードナー家の者たちはテレビや電話、ネットにつながらない通信障害。夫のネイサンはじんましんや幻覚。テレサは調理中に指を切ってしまう。

みんな徐々に狂っていく姿は、THEクトゥルフでいて、面白かったです。

彼らや彼らの庭をエサにし、テレサやジャックをまさにSAN値を削るような姿に変えてしまいます。

そして最後、彼らは満足して宇宙へと帰っていきます。まわりの色を一緒に奪い去って。

色々と考察しがいがあるんでもう一回観たいですね。


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