マーメイド・イン・パリ

本日2本目の映画です。

パリで人魚だったらオシャレじゃないわけがありませんね。

フランス映画は雰囲気が素敵で、言葉が少ないのがイメージなのですが、正しくこの作品はそんな感じでしたね。母を殺され、人間への復讐を決意するルラはガスパールと出会い、人との触れ合いの楽しさに目覚めます。

しかし彼女は、復讐のために何人もの男の命を奪ってきました。

復讐の火種は自らとガスパールとの仲を切り裂きます。更に自分に恋をしていくガスパールは日に日に弱っていくのでした。

人魚姫の話を大元にしているわけですが、真の敵が居ないのがこの作品の特徴でしょうか。

恋とサプライジャーたちの物語は二人は永遠に一緒にいられないことを告げるように展開していきます。

恋人を殺されたミレナは医師としても、二人を引き離そうとします。それをガスパールの隣人のロッシは野暮なこととしています。

恋で動いている二人をどう応援していくか。そこに違いはあれど、悪人は居ない。良い作品でした。


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