ジョーンの秘密

4本目の作品でした。書いてるのは次の日なんですけど。

こちらの作品は賢い女スパイのお話らしい。

ぐらいに情報を仕入れて観たのですが、これは思ったよりも複雑ですね。

大学に入学したジョーンは、こっそりと寮を抜け出していたソニアを助けたことから共産主義の集会に顔を出すようになります。そこで出会ったレオと恋に落ちます。

卒業後、秘密裏に原爆の開発をしている計画に加わります。最初は書記係のような研究内容をタイピングしていく仕事でありましたが、大学の知識によって計画の重要人物になっていきます。(余談ですが、女性蔑視の時代背景を描いている作品のため、ジョーンの活躍を際立たせて描いている印象はあります。実際活躍してるんですけど)

仕事では活躍するジョーンですが、レオはカナダに行ってしまい、ふたりは自然消滅に近い形になっていました。

そんななか、カナダの研究施設で同僚と研究をする命令をくだされ、ジョーンはカナダに行きます。

その道中は駆逐艦での長旅、同僚とジョーンは男女の仲になります。結婚していた同僚ですが、若くに結婚し、もう妻には愛がない。とプロポーズを申し込まれるほどの仲になります。

ここまで読んだ方はなんとなく気付くと思いますが、恋愛模様がこの作品の大部分を占めています。

カナダに着いたふたりは、成果を上げ、帰路に着こうというときにレオと再会します。そして彼は原爆の研究資料をソ連へ提供することを頼みます。再会よりも研究を優先したレオにジョーンは怒って、ふたりはまた離れ離れになります。

結局はジョーンが研究を提供することになるのですが、「世界の均衡のための抑止力」は彼女によってもたらされたのか。その点について悩ましいですね。

ジョーンのいい女とレオのいい男が観ていて、作品の質を高めていますので、是非観て欲しい作品です。

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