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ハイダラ、ムリージョ、ロブレ・カリニッチ。冬の移籍情報 @クリスマス&年末

 あけましておめでとうございます。昨年は試合分析、選手紹介等のまとめ記事を制作していました。今年もその更新は続けていく予定です。更新頻度も多くなり、自分の中でも日課となってきたnoteでの投稿。楽しいです。
さて、1月となると欧州では移籍市場が開幕。およそ1か月の間で、多くの選手が入れ替わり、ビッグディールも増えていきます。ここではそこまでメディアには取り上げられないだろう選手や個人的にお勧めな選手の移籍をまとめていきます。予定では1日1日を追って更新をしていきたいです。(できるかな?)

ここでは冬の移籍市場開幕前に決まっていた移籍情報を振り返ります。


①「恒例のRBグループ間の移籍。ハイダラがライプツィヒを加速させる」

アマドゥ・ハイダラ ザルツブルグ→ライプツィヒ 推定移籍金1600万ユーロ
 

 兼ねてからRBグループであるライプツィヒに移籍をする噂は出ていたが、今シーズン途中に左ひざ靱帯損傷により4か月離脱。この怪我により今冬での移籍消滅の可能性があったが、無事に移籍が決定した。同じアフリカ人選手で体型、プレースタイルも似ていると言われるナビ・ケイタ(現リバプール)の様な働きが期待されるハイダラ。基本ポジションはセントラルMFや右サイドであり、ライプツィヒは最近採用している中盤ひし形の4-4-2のIHやフラットな4-4-2のMFとしての活躍が期待される。もちろん実力も折り紙付き。昨シーズンELでのザルツブルグの躍進を支えた1人であり、ベスト4まで全ての試合に出場した。マリ代表としてもチームの主軸を担っており、W杯前の日本戦にもフル出場。まだまだ20歳と成長過程のMFがライプツィヒでナビ・ケイタ以上の活躍ができるか。

② 「スールシャールの秘蔵っ子がザルツブルグへ」

アーリング・ブラウト・ハランド FW モルデ→ザルツブルグ 推定移籍金500万ユーロ
 

 先日マンチェスター・ユナイテッドの監督に就任したオレ・グンナー・スールシャールが指揮していたノルウェーのモルデで大爆発した2000年生まれの新星。191cmの長身と胸板の厚み、肩幅の広さはまるでラガーマンのようだ。ダイナミックな動きに加え、アクロバティックなプレー、更に裏への抜け出しも得意としていて、プレースタイルは同じ北欧出身であるズラタン・イブラヒモビッチ(現ロサンゼルス・ギャラクシー)やロメル・ルカクと言われることが多い。確かに左利きで大柄、裏への抜け出しもできると聞くとルカクを彷彿させる。更にハランドはサラブレッド。父はリーズやマンチェスター・シティでプレーしていたアルフ・インゲ・ハランドであり、父がリーズに所属していた時に生まれたので、どうやらその影響もありハランド自身もリーズファンであるようだ。

https://www.youtube.com/watch?v=TjF5Vn3am-E

↑ ハランドのプレー集。

 僅か18歳であるがモルデでは既にエースとして活躍。ノルウェーリーグは今シーズンは終了しているが、25試合で12ゴールの活躍。リーグでのSKブラン戦では21分で4ゴールを奪うなど、18歳と思えない怪物ぶりである。モルデは今シーズンEL予選にも臨んでいたが、そこでもハランドは5試合で4ゴールの活躍。惜しくもゼニトに敗れ、本選出場とはならなかったが、十分なインパクトを残した。更にはノルウェーU19代表としても昨年行われた欧州選手権の予選6試合で9ゴールとここでも爆発。同組だったドイツやオランダを抑えてノルウェーを首位で予選を通過させ、自身も予選の得点王となった。そして今冬でノルウェーの怪物が選んだ移籍先はザルツブルグ。南野拓実にとっては強力なライバルとなったが、ハランドが新天地でどこまで強烈なデビューができるかに注目したい。

③ 「元ヴィッセル神戸のFWがポルトへの移籍を成し遂げる。」

フェルナンド サンタクララ→ポルト 推定移籍金500万ユーロ
 2012年シーズン僅か半年であったが、ヴィッセル神戸でプレーしていたフェルナンドという選手を覚えているだろうか。7月あたりから練習生として参加し、選手契約を果たすも出場数は4試合で72分の出場時間に終わり、そのシーズンに退団した。当時はまだ18歳であったが、Jリーグでは全く印象がないまま終わった。

 しかしそのフェルナンドが15/16シーズンにポルトガル2部に渡ると、36試合に出場し、10ゴール4アシストと結果を残す。フェルナンドの所属していたチームは降格してしまうが、フェルナンド自身は次のシーズンも2部で戦うことになり、そこでも37試合に出場し7ゴール4アシストの活躍。そしてサンタクララに移籍をすると、初年度から37試合で11ゴールとチームの攻撃を引っ張り、1部昇格を果たした。そのまま今季は1部でプレーし、この冬でポルトガルの強豪ポルトへと移籍を決めた。7年前はJリーグチームの練習生だった男がCL決勝トーナメント常連のポルトガルの強豪へのチャレンジを得たのだ。ポルトの攻撃陣は実力ある各国の代表クラスばかりだが、どれほどその争いに割って入れるか勝負の年になる。


ここからは少し簡潔にまとめていきます。


 「CB不足のバルセロナの救世主に。」

ジェイソン・ムリージョ バレンシア→バルセロナ ローン

故障者だらけのCBの穴埋めのために、バレンシアからローンでやってきたムリージョ。今季こそバレンシアでの出場は1試合のみに留まっているが、インテルやコロンビア代表で実力は証明済みのCB。同郷のジェリー・ミナ(現バルセロナ)は苦汁をなめたが、台所事情に苦しむバルセロナの救世主になれるか。

 

「アストン・ビラの昇格に向けて」

ロブレ・カリニッチ ヘント→アストン・ビラ 推定移籍金540万ユーロ
 クロアチア代表GKが満を持してアストン・ビラに移籍。201cmの長身を生かしたセービングに期待がかかる。ダニエル・スバシッチ(現モナコ)が引退後はクロアチア代表のレギュラーGKのファーストチョイスになっている。実績は申し分なくキーパーとしての経験は充分。念願のプレミア昇格のためにアストンビラの力になれるか。

 

「SB大国ブラジルの切れ味抜群な攻撃的SBがロシア上陸」

アイルトン・ルーカス フルミネンセ→スパルタク・モスクワ 推定移籍金600万ユーロ
 ブラジルのフルミネンセでは左SBのレギュラーとして活躍していた有望株。昨シーズンにフルミネンセの下部組織からトップに昇格すると、即左SBのレギュラーに。直近のコパ・スダメリカーナのベスト4も経験した。プレー集を見てみると攻撃大好きっ子であり、ガンガン上がっていくドリブルを仕掛けたり、ゴール前に侵入していくプレーが持ち味。


「エクアドルの怪物候補は怪物ロナウドの下で」

スティーブン・プラザ インデペンディエンデ・デル・バジェ→バジャドリード 推定移籍金180万ユーロ
 エクアドルの新星がラ・リーガの舞台へ。2018年のU20コパ・リベルタトーレスの得点王で、今年の10月にはA代表デビューも飾った逸材。今シーズンも17試合で8ゴールと好調で、ヨーロッパの多くのチームが興味を示していた。かつて怪物と言われていたロナウドの下でどれほど成長できるか。


「帰ってきた欧州の舞台。デンマーク王者で地位を築くか」

 キジェルモ・バレラ ペニャロール→コペンハーゲン 推定移籍金200万ユーロ
 マンチェスター・ユナイテッドへの移籍は不本意に終わったが、ウルグアイでの活躍を経て、再び欧州の舞台に戻ってきた。今夏のロシアW杯ではウルグアイ代表のメンバーにも選ばれ、好調のバレラだがコペンハーゲンではデンマーク代表ぺータ・アンケルセンとのレギュラー争いに挑む。てかこの動画めちゃくちゃかっこいい。


「カセレスの後を継ぐ者はフランスで挑戦」

マティアス・スアレス デフェンソール→モンペリエ 推定移籍金80万ユーロ
 11月のインターナショナルマッチウィークでウルグアイ代表デビューも飾った期待のSB。育成年代ではネイタン・ナンデス(現ボカ・ジュニオルス)やガストン・ペレイロ(現PSV)と共にU20のW杯にも出場。デフェンソールでは主に右SBでの起用が多かったが、左SBでのプレーも可能。チームに欠かせないユーティリティ性もある。兄はヘタフェでプレーしているダミアン・スアレス。


まだまだ移籍はありますが、ここまでにします。

気になる選手がいましたら今後DAZN等で見てください。

自分も見たことがない人ばかりなので、追っていきます。

終わりです。最後までありがとうございました。




就活生です。サッカーばかりでしかもコアなところを攻めています。少しでも驚き、笑いがあった方はサポートお願いします。