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看板の種類 vol.2 ~視認性抜群『突き出し看板』~

 昨日に続き看板の種類紹介の第2弾となります!本日は『突き出し看板』です。『壁面看板』よりはそこまで派生の仲間が少なくなりす。(といか壁面看板が広義すぎるだけなのですが…)

※『壁面看板』のご紹介はこちら

そんな突き出し看板ですがこんな看板たちです!

突き出し看板1

突き出し看板2

突き出し看板③

突き出し看板4

このように壁から突き出しているような看板なので『突き出し看板』です。
壁面看板は建物の壁につけられているので、道を歩いてるいると見えないですよね?ただこの突き出し看板はその壁面に対して、垂直についているのです。そのため歩いている人や車からとても見やすく、『誘導』の要素が強めな看板ですね。
その特性から人の目につきやすいように少し位置が高めについていることが多いです。

突き出し看板の分類

 壁面看板と同様に考える要素ごとに分けて紹介します。ただこちらは壁面に比べ要素訳は少ないです。

【照明分類】
・非照明 
 ⇒ 特に照らすようなものはついていない
・外照式 
 ⇒ スポットライト等で外側から照らされている
・内照式 
 ⇒ 看板の内側に照明が入っていて、表示面自体が光って見える
※外照式は突き出しに関しては少ない気がします。見つけられた方はレア看板ですよ!それは笑
【形分類】
・袖看板 ⇒ 比較的縦長で大きめの看板。幅は1m未満、縦は1m以上のモノが多い。

たったこれだけなのです。逆に壁面看板がいかに複雑かわかりますね笑
世の中的には袖看板に分類されるものが多く、突き出し看板という言葉より袖看板という名前のほうが多く使われる気がします。
ただ分類的には突き出し看板の中に袖看板があるとむかいやま的には思っております。

優秀だが危険な突き出し看板

 皆さんは2015年に北海道札幌市で起きたてしまった事故を知っていますでしょうか。自分はこの看板に関わっていて、出身も札幌市ということもあり一生忘れられない事故なのです。
この紹介した突き出し看板、この事故では袖看板に該当するサイズのもが経年劣化で部品の一部が落下し歩行者にぶつかり意識不明の重体になってしまったのです…

ここでは原因や何が悪いかなどは述べませんが、この突き出し看板人目につきやすく店舗などにとっては欲しい看板なのですがちゃんと法定点検をしなてメンテナンスをしなければとても危ない看板となってしますのです。

もちろん他の看板もですが突き出し看板は高いところあるから劣化に気づきづらい、また両面表示で風の影響を受けやすいのに壁面への取付可能面積は少ないのでリスクが一番高い看板と言えます。

もちろん我々は台風が来ても耐えられるようにしまうが、看板もモノなので必ず劣化します。以前記事にも書きましたが看板にも行政への許可が必要でそれには法定点検をする義務も発生します。

この事故の後、日本全国的にも点検に関して厳しくなりましたしお客様からも看板の点検の依頼がとても増えました。昨今は台風なんかも多く強烈なものも増えてきたので、看板屋として改めてしっかりあんなこと起こらいよう気を引き締めて看板と向き合い、皆様に啓蒙していかなければという気持ちです。

皆様も是非突き出し看板見ていただいて、危なそうと思ったら店舗に一声お声がけを…!皆の安全を皆で守っていけたらきっといい社会になるのではと思ってます。

自分も一個人として、看板屋として小さい一歩ですが皆さんの安全を守っていきたいです。

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