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推しが生きてるってすげ〜!!って話

タイトル通りのオタク語りでしかない。暗い話でもない。


アニメも漫画もゲームも映画も好きなオタクである私には、これまでの人生で割と洒落にならない数のいわゆる「推し」がいる。

そのキャラ達の中には、作中で幸せを掴んだ者、死んだ者、登場回数がめちゃめちゃに少ない者、等々。様々だ。

それでも作品=聖典である私にとっては作中で起きた出来事が全てなので、幸福を掴んだ者を目一杯祝福したり、死んだことにショックを受けて号泣したり、登場してるシーンを擦り切れるくらい見返したり。

作品とは違うから、妄想だから、と割り切って二次創作もした。

とまあ、こんな具合にジャパニーズオタクカルチャーにどっぷりと浸かってきた私だが、意外にも(意外にも?)これまでアイドルや俳優等のいわゆる3次元のジャンルに手を出したことがなかった。テレビに出ていたら横目で見て歌うめぇーと思ったり、いや顔良、と思ったり、その程度。

なので、推しが生きてるというか、自分のいる次元に存在しているという経験がそんなにないのである。


誰の話か。奴の話、つまりタラチオさんの話だ。


実況を見て「うわ!喋った!!」と思ったり、歌が投稿される度に「うわ!歌った!!」と思ったり、ニコ生とか実写動画で動いてる姿を見て「うわ!生きてる!!」と思ったり。

彼のおかげで、自分が応援している人間がめっちゃ活躍してて、健康で、暴れ散らかしているのがこんなに楽しいのか〜、と新しい経験をさせてもらっている。現在進行形で。

エゴサに引っかからないように普段は名前を呼んではいけないあの人状態になっていたり、イキってる姿に負けじと煽ったり、声と歌がカッケェ過ぎてキレたり、肉塊にされたり、語彙力を溶かされていたりするが、こうして衝動のままに専用のアカウントを作るくらいにはめちゃめちゃ応援しているのだ。マジで。


……改まってなんで急にこんな話をしたのかというと、最近『推し、燃ゆ』という小説を読んで、すげぇ面白くて色々考えさせられる話で、そして大前提としてそういや三次元の推しって炎上するんよな…生きてるから…と改めて思ったからである。

漫画やアニメなどの作品の中でキャラクターが不適切な行動をとったら、それはキャラクターではなく作者の責任となるのが一般的だ(そうでないこともあるにはあるが)。

だけど、所謂生きている人間を応援する場合、不適切な言動で燃えるのは作品とか作者じゃなくて、それこそ活動者本人が歩んできた人生とか、活動履歴とか、あるいはそんな彼彼女を応援していた私達ファンとか、そういうデカくて根深いところで。

だからといってどちらが良い、という訳では決してないが(炎上しないことが一番いい)、実際私が三次元の存在を推しとすることに躊躇いがあった理由の1つにそれがあるな、と思い出した。

応援していた気持ちを、その対象自身にケチをつけられるかもしれないという気持ち。いつ胸張って「応援してます!」って周りに言えなくなるか分からないという気持ち。


まあ、タラチオさんを推していると、安心感(?)があるというか、なぜだかそういう保身的な考えが吹っ飛んで、今が全力で最高!!!歌が上手い!!!!すき!!!!!となれるし、彼をキッカケに同じ次元に生きている推しが徐々に増え始めたので、推し事の幅が広がった。ありがてえ。

結局この駄文の中で何が言いたいのかというと、推しって人生を豊かにするなぁってことだ。嫌なことがあっても「でも今月〜があるし」って思考を切り替えられるし、彼の歌を聴けば人生割と何とかなる気がしてくるし。



というわけで今月上がるかもしれない曲をとりあえず生きる糧に設定しておいたぜ好きに殺せって話と、あとファンボのライブ映像を見てコロナを滅したらライブも行きてぇな、と思った話でした。


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