病院で処方されている漢方の効果

おはようございます。新しく仕入れたホームベーカリーから見たことのない物体が出てきて、何じゃこれ?と考えていたら、昨日パンの材料を入れた際に生地を混ぜる羽を入れていなかったために撹拌されていないパンということに気づき、不味いながらも完食しました。
#パンの羽は忘れずに

さて、今日のお話は【基礎的な漢方のお話】

漢方の真実

多くの方の漢方のイメージは「副作用がない」「即効性はない」「安心・安全」とかですかね?

しかし、このイメージは間違っています。

確かに、西洋医学に比べると副作用がなかったり、効果が緩やかだったりする側面もありますが、決してこれは100%ではないのです。

また、最近は薬局で安易に購入出来たり、普通に病院で四診(東洋医学的診方で舌や脈などを診て判断する方法)もせずに漢方が処方されたりします。

これでは、正しく処方されていないので、即効性はないというか、効果がないということが往々に起こります。

そして、正しく処方されれば、しっかり効果も出ますし、即効性もあります。

漢方の中でも一般的に有名な「葛根湯」は風邪のひきはじめに飲む方が多いと思いますが、飲んでから効果が出るまで数日とか数週間かかりますか?

かからないでしょ?

正しく身体の状態に合わせて、処方されれば即効性があるんです。

大事なことは東洋医学的に診ることが出来る人に処方してもらうことです。

当帰芍薬散や温経湯などは不妊に効く?

答えは効く人もいるし、効かない人もいる。です。

おい!なんだかすっきりしない答えだなー。と思った方、ごめんなさい。

だって、ほんとにそうなんだもん。

例えば、当帰芍薬散の場合

これは一般的に冷えを伴う婦人科系疾患に効果的と言われています。

血の流れが悪い、もしくは血が足りない人にとっては効果的です。

しかし血の流れが悪いのか、血が足りないのかはいち個人では分からないので多くの方は適応症のところを見て判断するでしょう。

当帰芍薬散であれば月経痛がある。とかのことです。

しかしながら、月経痛がある方の全てがこの血の巡りが悪い、もしくは足りないということにはならないのです。

⭕️ 血の巡りが悪い・足りない →  月経痛
❌    月経痛 → 血の巡りが悪い・足りない

なので、病名で診るのでは正しい処方は出来ないのです。

だからこそ、漢方を処方してもらうときは、この「血の巡りが悪い」とか「血が足りない」とか「気が巡ってない」とか「水が溜まりすぎている」とかを脈や舌やツボの反応で診れる人が必要になります。

補足知識

因みにこの「血の巡りが悪い」という症状の見分け方は舌で判ります。

舌の色は通常ピンク色であれば身体は健康的ですが、紫っぽいときは血の巡りが悪いときです。

また舌の裏にある黒い筋(静脈)がしっかり黒く見えていたら、これもまた血の巡りが悪い証拠です。健康な方は舌の裏もピンク色です。

ぜひ、自分の舌を鏡で見てチェックして診てください。


それではまたー。

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