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レ◯プ未遂に遭ってしまい、鬱発症で休職4ヶ月目 その12 新しい主治医で味覚復活

5月からイラストを描き始めて、実は別アカウントでそれを掲載し始めました。自分の絵を扉絵に使って、成長を楽しみたいな。自己満足でごめんなさい。プラハに行ってみたい!

2月某日。
主治医を変える試みで、一般医を受診した日。
前回の痛手から立ち直っておらず、緊張する。
とても若い小柄なアジア系の女医で、ぱっと見は日本人に見えた。黒縁の眼鏡、白衣の下にボーダーのセーターとデニム、その日は雨だったので、可愛い紺色の長靴を履いていた。見た目でホッとする。

最近レイプ未遂に遭った事、10月にも男に襲われかけた事、親に虐待された事、複雑性PTSDと不安症がしんどい事などを話す。彼女はレイプ未遂が頻繁な事に心底驚いて、それは怖過ぎる、大変だったねと労ってくれる。
私の話を信じてくれるだけでも安心して、前の主治医に仕事に行けと言われて辛い事も話した。彼女は「いえいえ、ダメね。私がドクターストップを出すから大丈夫よ。」と言ってくれた。あぁ良かった…。

1週間後に精神科医に予約がある事を伝えると、「一応専門医に診てもらった方がいいわね。精神科でドクターストップを頼んでみてね。万が一もらえなかったらすぐここに戻って来て。私が出すわ。念の為血液検査もして来てね。それは私の専門だから。」と次の予約を精神科の次の日に入れてくれた。
ああ医者に危害を加えられないって素敵。安心、安全な彼女に主治医になってもらった。

帰りの電車のホームで、はああーと息を吐いた。良かった…。安心した…。でもまだ緊張していた。過覚醒なのだ。もう大丈夫だから!って自分に言い聞かせる。すぐに仕事に戻らなくて良いんだから、もう安心して良い。

家に帰って、冷蔵庫に残っていたチーズを食べた。自然農家のお店で買った美味しいチーズ。熟成させてあるハード系のチーズだ。からすみみたいな感じでたくさん食べるのではなく、薄く切って濃い塩味と熟成を味わうタイプ。何気なく食べたら、濃い味がしっかりと口内に感じられた。
実は5日ほど前に買ってあって、ちょこちょこ食べていたのだが、味が薄いなぁ失敗。高かったのに。と思ってたチーズである。

なんだこれ!美味しい!失敗じゃなかった!急に味がする!とビックリ。ここで私は自分がすごいストレスで今まで味覚も麻痺していて、今日の診察でようやくリラックス出来たんだなと体感した。ストレスは味覚さえ奪うのね。だから疲れてる時ってジャンクなものを欲するのか。納得。

理性でガチガチに自分を押さえつけるタイプなので、体感というのが私を助けてくれている。もうそれを無視せずにもっと体感を感じ、自分の気持ちを聞き何よりも尊重してあげないといけない。
これまでの生き方じゃもう無理だよ、耐えられないっていう身体からのメッセージが今回の鬱なんだと思う。心と身体を一致させてあげたい。感情を切り捨てない事、頭で処理しない事が今回の課題。

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