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とにかく死にたい社長vs死にたい気持ちがわからない秘書
「死にたくなったら数字で表現してください!」
覚悟を決めた秘書の提案はとんでもない。
秘書の頭の中…
(社長の死にたいはおそらく0〜10くらいまである。きっと女子でいう可愛いのレベルが違うのと一緒の感覚だ。息を吸うように言える可愛いから、尊いという感情まで抱くほどの可愛い…は全く違う。元ジャニオタはこの可愛いの程度が違うことを人一倍知っている。故に、死にたいという感情にもカジュアルなものからそうでないことまであるだろうと予測。)
「これから死にたくなったら7.8.9あたりのものを報告してください」
<社長とのルール>
7はLINEで相談
8は緊急出動準備
9はZenlyで位置情報を確認し、緊急出動
10はもう事後なので後ほど見つける
この頃にはZenlyというアプリを使い、社長が今どこで何時間いるのかということを把握できるようになっていた。
女子高生は、近くにいる友達を見つけて遊びに誘いやすく材料にしているらしい。
しかもこのアプリ凄まじい。場所での滞在時間・夜中にいる場所で自宅も勝手に検知して自宅マークが着く。移動も速度が出るので、徒歩か電車かなど予測が可能。
自殺未遂者を監視するにはすごく役立つアプリだった。
(正直、もう2度と使いたくない。)
夜中に連絡「9です」
社長が敬語の時はマジでやばい時なので、ルールに従ってタクシーを飛ばす。
この頃のテーマソングは「夜にかける」
年間音楽チャートを制したYOASOBI様の楽曲
解説もする必要ないと思うが、この曲は小説を元に作られている。
自殺願望がある人物が登場し、楽曲のMVも同様の世界観のもと制作されており、今では規制の対象になっている。(2021年8月に気づいた)
もう嫌だって疲れたんだって
がむしゃらに差し伸べた僕の手を振り払う君
もう嫌だって疲れたよなんて
本当は僕も言いたいんだ
ここら辺、地味にトラウマ。その時の感情が襲ってくるから怖くて街中でも聞けない。
YOASOBI様が凄すぎてどこでも流すのやめてください。。。
「(合鍵入手済み秘書)こんばんは〜社長来ましたよ〜〜〜!」
「(隣の部屋からの声)ああ。ありがと」
(生存確認完了!経理開始!)と私の夜は駆けて行ったのだ。
徹夜で作業を行い、社長の部屋の掃除を行い、5時に寝ていることを確認したところでタクシーで帰宅。シャワーを浴びに自宅に一時帰宅。
で、日課の8時からの死にたい朝礼をこなし、
事務所に出勤。我ながら体力がバケモン。よく生きてた。
と、振り返るも、
まだまだこの後この生活が続くなんて思ってませんでした♪(死)
ちょっとでもクスっとできたなら何よりです。 頑張れと私を想ってくださった優しい貴方、サポートしていただけると泣いて喜びます。会社では1人です。