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アンフェミ運動に乗っかりたくねえんだけど、きみはどう?

どうも。エロ小説書いてる无翻侭というものです。

最近の旧Twitter(現X)で取り沙汰されている韓国でのオタク界隈の話題に触れて、ちょっとこれに安易に触れるのはまずいな~という気持ちがあったのでここに認めることにしました。
この手の政治ごとは知り合いにワーッと話してスッキリするのがいいんですけど、ちょっと目が余るというか、最近のオタクは安易にヘイトまがいを口にするので、「えぇ、俺もおんなじに思われるの、ヤなんだけど」という気持ちもありました。

事の始まり

最近、僕も遊んでいるソーシャルゲーム『ブルーアーカイブ』のPVが突然、非公開になりました。どうも経緯を調べると、PVを製作したアニメ会社の別作品での制作物に対して批判が起きた余波らしい、という話で。

ほーん、と思っていたら、どうも指摘されているのが「これは韓国ネット上での先鋭化フェミの用いるサインだ!」というものだったので、
「背景は政治対立だなー、コレ」となったわけです。

なぜ政治だと思ったか

この辺の捉え方、第一印象は事前知識の違いから出ると思います。特に知らない人は、「考えすぎだよ、それw」とか、「なんてひでえやつらだ!」とか、まあこの二つかなあと思います。
かといって、僕はめ~っちゃ韓国に詳しいわけではなく、とりあえず、戦後の独立から軍事独裁政権を経て民主化し、その後のアジア通貨危機のせいで新自由主義施策をとらされるなかでコンテンツ産業やIT産業が勃興したという流れと、最近までの政治、ムン・ジェイン政権がかなりリベラルだった、という常識的な範囲を知っているぐらいで、最近のことはなんとな~く雰囲気的に掴んでいただけでした。
ざっと書いてみると、

  • 現政権(第1次ユン大統領政権)はタカ派政策を邁進している

  • 韓国における男女格差は深刻である

  • それ以上に経済格差も深刻である(これは00年代ぐらいからずっとそう)

この三つくらいです。

偏った情報が偏った発信源から出てくる問題

で、この手の揉めてる話題に触れるときにどーしよーもなく問題になってくるのが、「ポジショントークでがち」ってところ。

ポジショントーク、というのは、「自身の側に有利な発言」で、この件でいえば、発端となったオタクの側が「過激派フェミの仕業」となる証拠を列挙することに努めたり、他の過激派フェミの「悪行」を並べたり、といったことで、これに抵抗する側も、冷笑混じりだったり、「キモ」という侮蔑感情を隠してなかったりで、まあ、双方好き勝手書いております。

正直、書いてる側は双方気持ちよくなってるかもしれないが、こっち、読む側は、君らの感情お排泄物を情報として整理させられるので堪ったもんじゃないんですよね。これだからSNSはくそったれなんだ(ダブルミーニング)。

経済事件として話が決着するなら良いが、どうも問題の映像を発注した側から苛烈な反応があったらしいと聞くので(この辺りは確認してないので書きません)、しばらく問題は収まりそうにないですね。

ただ、日本語インターネッツの話はちょっとさせてください。

オタクくん、安易にアンフェミ発言しすぎ問題

僕は女性から生まれてきて(みんなもそうだよね?)、血縁には姉もいるんですけど、彼女らが社会に出たり、あるいは会社などの労働の現場で受ける「仕打ち」のことは、家族なのでいくらか聞いています。
蔑視じみた発言をして、注意されたり、訂正を求められたりした、という経験もそれなりにあります。これをきみは「不注意だったね」と思うかもしれませんが、これは「社会認識」が間違っているためで、こういう経験を重ねて、努めて自身が知らずに持っている偏見に目をこらさないといけないな、という自覚が出てくるものです。

ところが、まあ、ネット上、特にTwitterではそのような努力をしているひとはどうも少数なようで。「フェミニスト」を鬼か羅刹のように扱うひとが、数人どころか、ちょっとしたグループ単位でいるのには、げんなりする。

おまけに最近は、これら女性蔑視のひとたちをまとめて「オタク」と括られたりしていて、うへー、やめちくりー、という気持ちになる。ますますポジショントークに使われてしまう。
きみらのトークは、つまんないから、もっと隅の方でやってくれないかなあ。

おわりに

まあ、しばらくはワードブロックなんかを使って自衛壁を高めようかとも思うけど、さすがに今回はTLで出てきたものが多かったので、本当にきみら、嫌なやつになるのか、という心地がしたので、自戒を含め、書くことにした。

まったく、こんな騒動で感情を処理しなきゃいけないなんて。こっちは今月のfanntiaの原稿、まだ終わってないんだからさ。

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