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ヨガ日記(アイアンガー先生との出会いその3最終回)

前回はニコルソン・ベイカー的(比べるのもおこがましいが)にあれよ、あれよと横道に逸れまくった。ハタヨガの真髄の話しからいつの間にやらボストン茶会事件にまでいってしまった。1冊の本との出会いにはかくもロマンがあるのである。
というかただ話したいことを話しただけだけれど笑

一人でコツコツとヨガをやっていくなかで、疑問が生まれや目標が分からなくなり、基準が欲しくなったのである。

立ち方が分からなくなったのである。


しかしながら書店でヨガの書籍を物色するもピンとくるものがなかった。

そんなときである。
ネットでヨガ関連の本を眺めていて「ハタヨガの真髄」にたどり着いたのである。
そのときのレビューはほとんどが絶賛であった。
ヨガをやる人のバイブル。
豊富な写真、丁寧な説明、ポーズの成り立ちから、効果、そしてヨガにおける精神修養の哲学まで、これ1冊でオールインワン。
そんな感じであった。
しかし、その中に、確かに素晴らしい本だが、裸のおっさんがポーズをしているのをみてもやる気がでない。
という、なんだか身も蓋もないレビューがあった。

しかし、その身も蓋もないレビューがやけに頭に残った。
そもそもヨガはやってはいたが、市中で言われるほどの効果はないだろうな、と科学的にマインドフルネス的な効果やストレス解消効果は確かにあるだろうが万病に効くとまでは――思っていなかったし、或いは意識の高い健康促進効果、美容的なものもないだろうなと思っていた(それは今もだけども)。

要はなんとなくやっていて、それをなんとなくから一歩進めたかった。
しかし、ダイエット、健康、美容を目的にしたくなかったし、くわえていえばヨガファイヤやヨガテレポート的な超人にもなりたくなかった。

そのときにそのレビューをみたのだ。

裸のおっさんが美しいポーズをしている本。なるほどそれが僕の欲していたものだったのだ。

そしてそのおっさんこそが、アイアンガー先生なのである。

と、なんだかおっさんずラブ的な感じになってきたけども、しかしして、この本が多くのヨガ人にとってバイブルとなっているのは本を参考にヨガをしていくうちにすぐに分かった。

本当に素晴らしい本なのである。

この本を買ったときにニンニクを食べていた。巻末にどのポーズがこういう症状に効果的であるという索引がある。
その中に口臭の項目があり、

ヨガは口臭にも効く!!!

 
と大いに笑いあった記憶がある。
アイアンガー先生の本を読んでいると本当に効いてくるような、気がするからやっぱりハタヨガの真髄は素晴らしい本なのである。

最後に本の中の立ち方(ターダアサナ)を紹介する。

ターダアサナ(サマスティティ)

ターダとは山、サマとは直立、まっすぐ、不動を意味する。スティティとは不動の姿勢、堅固を意味する。したがって、ターダアサナは、しっかりと山のように立つポーズである。

1、足を揃えてまっすぐ立つ。両足の親指、およびかかとをつける。また足の指はすべて床にぴったりとつける。

2、ももの内筋肉を伸ばしあげるようにすると、ひざをリラックスしたままでひきあげることができる。このとき、尻はそっと締めるようにする。

3、胃が自然にひっこむように、肋骨をひろげ、背骨を上に伸ばし、首をまっすぐにする。

4、体重はかかとと指先の一方だけにかけずに、等分にかけること。

5、理想的には、ターダアサナでは頭上に両手を伸ばしておくのであるが、便宜上、両ももの横にさげていてもよい。立ちポーズは、各々この、手のひらをももの側面に下げたターダアサナの形で始まる。

(ハタヨガの真髄、ターダアサナの解説より

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