見出し画像

メンヘラが好奇心でODしたら後悔した話

こんにちは、むぎしおです。

皆さん生きてますか、私は残念というべきかラッキーというべきかなんとか生きてます。

今回のお話はタイトルにある通りです。暗いお話なので、影響を受けやすい方や気分が悪い方はこの辺でリターンしてくださいね。

※この記事は自殺を推奨している訳ではございません。くれぐれも真似されませんように。



さて、タイトルにあるODとは「オーバードーズ」のことです。

オーバードース(英語: overdose)とは、身体あるいは精神にとって、急性の有害な作用が生じるほどの量によって、薬物が使用されることである。 それによって一時的、あるいは永続的な影響があり、最悪の場合死亡することがある。 日本語では過剰摂取、過量服薬と翻訳されている。 略称は OD。(Wikipediaより)

私はメンヘラなのですが、ODはしたことがありませんでした。

しようと思った理由は単純です。

     「好奇心」


まず、ODをしたその日私は朝起きて朝ごはんを食べて、歯磨きして、テレビを見て、大学の課題をして…と云う風に至って普通でした。



……お昼ごはんを食べるまでは。


お昼ごはんを食べ終わって「さあ、勉強再開するかー」と思って机に向かった時、本当に急に、突如として涙が溢れて止まらなくまりました。

張り詰めていた糸がプツンと切れた感じです。

理由はわかりません。でも、悲しくて悲しくて絶望のどん底に沈んでいる感じで耐えられませんでした。

そこで思い立ったのがODです。でも勘違いしないでくださいね。この時は「死にたい」からしたのではなく、「好奇心」から実行したのです。

前述の通り私はODはしたことがありませんでしたが、興味はあったのでそれなりに知識もあるつもりでした。

「ODは気分が晴れる」


それが私が持っていたイメージです。中途半端に調べた知識のせいで、私は間違ったイメージを抱いていたのです。

もちろん、死に至る可能性があることは知っていました。でもこの時は絶望のどん底にいましたので

(死んだら死んだでいいや)

と思っていました。人によっては自殺未遂と思われるかもしれません。

しかし私はむしろODによって本当に気分が変わるのか、どんな異変が体に起こるのかちょっと楽しみにしていました。(今考えると大馬鹿です)

使用した薬は薬局で売っているような普通の総合風邪薬です。以下に私の実体験を書きます。


15時頃:風邪薬の1日の使用用量が1日3回×3錠=最大9錠だったので、(取り敢えず倍飲めばいっかー)と思い、水で風邪薬を20錠飲む。

16時:あまり身体に異変が感じられないので10錠プラスで飲む。この時、アルコールのほうが効果が出やすいと思いアルコール度数25%の焼酎とファンタグレープを割ったお酒で薬を飲む。

16:30頃:若干フラフラする。でもちょっとお酒に酔ったくらいにしか感じられないので風邪薬をもう20錠ほどプラスする。この時、アルコール度数3%の梅酒350mlと一緒に飲み干す。

17時:酔いが本格的に回ってきたのか、フラフラするのでベットで横になる。

17:30頃:突如、めっちゃ気持ち悪くなる。ベットの枕元で2回、洗面所で1回吐く。この時、吐瀉物が何故かピンク色だった。(薬で胃が荒れて血が混じってたのかも)

18時:とにかく気分が悪い。そして涙が止まらなくなる。うわ言を繰り返しながら小一時間ほど泣きじゃくる。帰宅した母に抱きつき意味もなく「ごめんなさい」を繰り返す。母困惑。「えっどしたの?死ぬの???」と心配される。

19時頃:トイレに行くために立ち上がろうとするものの、目が回ってなかなか立てない。上下左右の感覚、空間が分からずトイレを済ませるだけでめっちゃ時間がかかった。

20時:まだ目が回る。「死にたくない」と強く思う。(脳に後遺症が残ったらどうしよう…)と不安になり、朦朧とする意識の中で2桁の数字の引き算や漢字の書き取りを行い、まだ知能が普通にあることを確認する。

21時頃:母に「病院行く?」と言われるが、まさか自分がODでこんな状態になっていることを知られたくないので断固拒否する。

22時:父が帰宅。「コロナかもよ?笑」と言われめちゃめちゃイラッとする。

23時:少し気持ち悪さがマシになる。取り敢えず、水分補給をする。

24時:体は疲労しているが、風邪薬に含まれているカフェインの成分のせいで頭は覚醒し、全然眠れない。

1時:眠れないので、You Tubeで動画を漁る。横になってスマホを見るのは平気。

3時頃:気づいたら寝てた。

しかし、朝8時に起きるまで寝たり起きたりを繰り返しあまり寝れた感じはしなかった。

ちなみに翌朝も頭は覚醒しているけど、胃のあたりが気持ち悪く、2日ほどご飯がまともに食べられませんでした。

ベットで目を閉じている時、(このまま寝たら朝目が覚めないかも…親にありがとうとごめんなさいを伝えないまま死にたくない)と考えていました。

数時間前までは「死んでもいいや」って思ってたのにやっぱり死ぬのは嫌だというかとにかく後悔ばかり浮かんで今死ぬのはだめだなって思ってました。

まとめ

・間違った知識は実行するな

です。後から調べてみたんですが私の症状は完璧にアルコールでの風邪薬の過剰摂取による「急性カフェイン中毒」でした。

やってみた感想ですが

つらい!苦しい!!!二度とやらん!!!!!!!!

です。

実は当初、アルコールではなくレッドブルで風邪薬を流し込もうと思っていたのですが、完全にカフェインが致死量を超えて死んでたかもしれません。

…今考えるとゾッとします……


つらくてつらくてどうしようもない時、人は判断力が鈍ります。投げやりになります。そしてよく考えもしないまま安直な方法を実行してしまいます。

それが今回の私です。

衝動的になるのはしょうがないです。死にたくなるのは当たり前です。だって「辛い」んですから。

私は辛いと感じている人に「頑張れ」とも、「死ぬな」とも言いません。ただ、中途半端に、よく考えもせずに行動を起こすと後悔するよということをお伝えします。

だから身勝手ではありますが、つらい・しんどい時には冷静に判断してほしいなと望みます。


最後に

今、辛いと感じて泣いている人、しんどいと感じて絶望の底にいる人、心にぽっかりと穴が空いて寂しいと感じている人、、、

すべての人が心穏やかに暮らせる日がきますように。









この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?