スピッツが好きな理由を分析してみた
不定期にスピッツへの偏愛を語っております。
今回は特にこの曲というわけではなく…
スピッツがなぜ自分にとって世界一惹かれるバンドなのか?というのを自分なりに分析してみたりします。でも答えは出ないんですよね。
スピッツを初めて聴いたのは「涙がキラリ☆」をテレビで見たのが最初でした。その時、あれ?すごいバンドサウンドがバランス良く鳴ってない?メロディー良くない?と思いました。そしてアルバム「ハチミツ」をすぐ買いました。
頭から最後まで、このアルバム…何?!すごい理想以上のバンドの音が鳴ってる…って衝撃を受けました。それからの2年くらいは異常な程の回数聴いたと思います。
まず、ドラムもベースもギターも演奏しているというより、歌ってる。お互いにおしゃべりしてるみたいに、楽しくじゃれるように歌ってる。それぞれ。それでいて一つの表現したい世界を彩るために、同じ世界をまるで一緒に実際に見ているかのようにそれぞれの立場から描いている。なんだろう、どうしたらこんな事が出来るんだろう…驚愕しました。
それから、やっぱり草野さんの歌。なんだろうなあ…うまいんです。うまいっていう言葉で形容するのはなんか違う気がするんですけど、こころにすっと響くというか…。倍音がかかるというのを知ったのも草野さんからでしょうか?幅が広いというか、奥が深いというか…あっさりなのにしなやかであったかくて。なんだろう、稲庭うどん?(すみません、稲庭うどん大好きなんです)ライブで聴くと本当にわあ~って思うんですよね。それからスピッツの曲はわりとあっさり歌いますけど、他の方の曲を歌うときには本当にうまいなあって思います。(毎年カバーを夏のイベントでやってくれるんですけど、びっくりします。演奏もスピッツになってて原曲とはまた違う魅力がでちゃうんですよね)
歌詞も多くは語らないのに、余白からたくさん読み取れたり、演奏とあいまって映像がVRみたいに出てきちゃう…とか、昔体験した時の匂いや温度やその時の風がどう頬を撫でたか…ということまで追体験してしまうような。そんなことまで音楽で連れてってくれるのは、スピッツなんですよね。
たぶんなんですけど、スピッツってそんなにキチキチに音を詰め込んでないような気がするんです。(それはそれで魅力的な曲がありますけど)わりと音が鳴ってないところも音にしちゃうような曲が好みっていうのがあるのかもしれません。
あと、たぶんなんですけど、ここまで何回かスピッツの事について書いてるんですけど、例えば鳥だったら、その鳥の飛ぶ特性を演奏に取り入れてるっていうのも、スピッツが初めて聴くのに懐かしい…とか耳馴染みがよい理由なんじゃないかなって個人的には思ってます。遺伝子レベルで耳や心に感じるように音が飛び込んで来てるのでは?(あくまでも一個人の感想です)
たぶんそれも草野さんやメンバーの皆さんが、鳥の鳴き方や動きや、電車や人や、海や空…色んなモノに対して、可愛いなあとか素敵だなとか面白いなって思いながら演奏で浮かび上がらせてくれてるからなんじゃないかなあ。
そういう音楽に対しての向き合い方もスピッツの大好きなところかもしれません。
8823(隼:イントロは隼が飛んでます)
快速(電車に乗ってます)
思いつくままにまとまらないで書いちゃったので、もしかしたら、また書くかもしれません。