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『ソウルのおいしいごはんとおやつ』

本日ご紹介したいのはお菓子工房「foodmood」の店主なかしましほさんの発売になったばかりの本『ソウルのおいしいごはんとおやつ』です。

なかしまさんのレシピ本はたくさん今までも出ているのですが、これはソウルのお店と美味しい食べ物の紹介がたくさん載っています。
レシピもちょっと載ってますけど大部分はお店と食べ物です…
韓国料理に興味のある方、韓国旅行が好きな方はとても楽しく読める本だと思うんですけど、あまり韓国に興味無い方でも楽しく読めるのでは…って思います。
本日私もこの本を買ったばかりでまだ読んでいる最中なのですが…
この本素敵なんです。

以前韓国に遊びに行ったことあるんですけど、事前に色々調べて韓国料理ならこれでしょう!っていうのばかり食べたんです。どれも美味しかったけどどれも辛くって…私は胃腸があまり丈夫じゃないから韓国には住めないなあ…なんて思ったのでした。
でもこの本で紹介されているお店や食べ物は普段ソウルに住んでらしてる方々が通う人気のお店で決して辛いものばかりではないのです。
韓国料理は辛いものだとばかり思っていたので勉強不足だなあ…って思いました。

この本素敵だなって思うのは、なかしまさんがお店とそこに通うお客さんとの温かい関係性を大事に思っているのと、素材を生かして美味しくて身体に良い食事をどうしたら作れるのかなっていう愛情深い探究心がまっすぐに伝わってくるところだと思います。
単純に美味しそう!なものばかりで写真も素敵なんですけどね…

最初のなかしまさんの言葉をちょっとご紹介します。

「私が食べたかったのは、ソウルで暮らす人々が普通に食べてるごはん。
会社勤めの人たちがお昼休みに通う食堂や、買い物終わりにおはあさんがおやつを食べる店に行きたかったのです。」

「移り変わりの早いソウルの街で長く愛され、そしてこれからも続くであろう名店たちです。」

「何より主役は、お店を作る人たちです」

私はそんなに美味しいお店の紹介本を数多く読んでいるわけではないです。
だから一概に言えないんですけれど、こうやって普通の人達が気兼ねなく普段の食事に通うお店の紹介や、お店の店主の思いや工夫をこんな風にさりげなく紹介された本ってそんなにないんじゃないだろうかって思うんです。

お店を経営するって多分実は大変だと思うんです。食べ物を扱うお店は特に…これは本当に個人的な思いなんですけど、食べ物の素材って大体賞味期限が短いから上手に使わないといけないじゃないですか。しかも素材によっては美味しい美味しくないのばらつきもあるし…そして作ったものが全部売れてしまうとも限らない。食べ物以外の商品に比べるとなんというか管理の難しいところがあると思うんです。お客さんによっては味の好みもありますし…
でもそれでも食べ物屋さんをやるのって、それでも美味しいものを食べさせたいとか、ほっと出来る場所を作りたいとか結構強い思いがないとできないんじゃないかなって思うんです。衛生面とかもすごいめちゃくちゃ気を遣ってますもんね…
だから食べ物全般を扱う職業の方々には本当に感謝して買ったり食べたりしてるんですけど…
すみません話が脱線しました…

なかしましほさんの「foodmood」のクッキーを食べたことあるんですけど、なるべく身体にやさしい素材を使っていて、食べてみるとちょっとびっくりするくらい滋味深い美味しい味だったんです。ほっとする味。

この本に流れている空気もそんな滋味深い優しい味がする気がします。
韓国に興味なくても読んでいるだけでちょっとホッとするような…

個人的にはかき氷がとても食べてみたいなあって思いました。
あずきのかき氷に生栗がトッピングされているんです。
生栗食べられるんですね!日本で売られている普通の栗がそうやって食べられる訳ではなくって食べられる生栗があるみたいです。食べてみたい…

それにしてもニッターであるお姉さんの三國万里子さんの文章も本当に素敵で凄い文才のある方だなあ…って感動してしまったんですけど、なかしまさんもあったかくて実直な人柄が見えるようなこれもまた素敵な文章を書かれる方だなあ…って思いました。なんて素敵な姉妹なのかしら…
foodmood行ったことないのでいつか行ってみたいなあ…って思います。
あ、韓国にも行きたくなりました!食べてみたいものたくさん。

ここまで読んで頂きありがとうございます。
よかったら読んでみてくださいね!