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軽率に1人で鳥羽まできたら楽しかった2

前回の記事はこちら


その後も順調に各駅停車で東へ進むこと約一時間半。

ようやく鳥羽へ到着した。

駅から少し見える海、売店で並ぶ赤福・・・

三重県に来たんだなぁと実感する。


時刻は午後4時半。

もう一日が終わろうとしている。

とりあえず周辺散策してホテルに向かうか。


鳥羽は小ぢんまりとした落ち着いた観光地だ。

伊勢に比べると観光客の数も家の数もホテルの数も少ない。


駅前には鳥羽一番街という昔ながらのデパート?がある。

地方駅前の買い物スポットって一番街って名前つけがちな気がする。
岡山一番街とか。

昔流行ったのかな。


一番街に入ると、なんと店内に神社があった。

お参りをしてから店内散策する。


鳥羽といえば真珠と海女さんが有名だ。

というわけで一番街にも真珠アクセサリーのお店がたくさんあった。

少し驚いたのが値段。

真珠って高いイメージがあったけど、安いものだと数百円から購入できる。

安いものは「淡水パール」というものらしい。

そういえばYouTubeで、海外で池で育てた貝から真珠を集める動画を見たことがある。

きっと鳥羽でとれた真珠ではなく、そういうたぐいのものなんだろう。

https://youtu.be/oUFlbN5E2_s
↑こういうやつ


淡水パールだとしても独特の輝きがあって、そして色が可愛かった。

白、黒、ピンク、水色、青、紫・・・

これが天然の色だというからすごい。


私はピンクの淡水パールがついたシンプルなイヤリングを購入した。

お値段1200円とお手頃だし、パールを付けて観光したら鳥羽に来た感が増しそうだったから。

ピンクといっても少し暗めで、光の加減によったら黒っぽくも見える。

可愛すぎないのが良いと思った。

↑入れてくれた袋もかわいい。


鳥羽一番街を出ると海が広がっている。

鳥羽の海岸は入り組んでおり、海の向こう側には大抵対岸が見える。

海の向こうの山辺と、その中に建つ白いホテル・・・。

私がイメージした通りの鳥羽の風景がそこにあった。


海岸沿いにはマルシェと、足湯スポットがあった。

マルシェではマグロの希少部位などが300円ぐらいで売られていて、漁師町に来たんだなと思わせる。

そういえばマグロって青森とかのイメージがあるけど、三重も結構な漁獲量だって小学校の頃習った気がする。

https://uub.jp/pdr/fi/mg.html↑結構な漁獲量でした。


足湯には地元のおじちゃんおばちゃんたちがたむろしていた。

隙間に入れさせてもらう。

ずっと電車で座りっぱなしで固まった体が、温泉と、目の前に広がる海の風景でほぐれていく。


やっぱり、広いところはいいよなぁ。

今日の旅の目的は広いところに行くことだったので(前回記事参照)、ここで達成されたことになる。


広いところに行くと、息がすえる気がする。

広がっていた肋骨が閉まって、上がっていた胸骨が下がって、横隔膜が動いて、

物理的に息が吸いやすくなる。

やっぱり、脳と自律神経って密接に関係しているんだろう。

ストレスかかえて、家に引きこもってちゃだめだな。

コロナで遠出が難しい時期が年単位で続くと思うけど、対策をしながら自分を解放できることを見つけたいなと思った。


ホテルは午後6時に予約していた。

駅から徒歩20分くらい離れたところにある小高い丘の上に建つホテル。

午後6時って今の時期まだ明るいからもったいないんだけど、とりあえずチェックインしてから晩ご飯とか探しに行こうかなとおもっていた。

けど、その認識は甘かったことが判明する。


まず駅からホテルまでの道中、お店が全くない。

ホテルの近くにドライブイン(ドライブインって本物初めて見たわ)があったけど、午後5時には閉まってしまう。

思ったより鳥羽は、小ぢんまりしていた。


まあ、いいんだ。

海鮮丼が食べたかったけど、それは明日にしよう。

幸いコンビニが近くにあったから、そこで何かジャンクなものを食べよう。

いつもは太りそうだから何となく控えているポテトチップスとかお酒とかを買い込んで、部屋に入る。


部屋は8畳くらいで綺麗だった。

鳥羽に着く直前に4800円で予約したわりには、あたりだと思う。

というか、東南アジアの安宿に泊まったあとは、シーツがきれいで冷暖房がついている時点で「いい部屋・・・!」と思うようになった笑


本当はスマホでnoteを書きたかったんだけど、この日に持ち物はたったこれだけ↓(泊まるつもりなんてなかったから)。


明日のためにスマホの充電を残しておきたいから、この日は早めに寝て次の日の体力をつけることにした。

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