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心のままに生きてみる
この夏に50歳になって意識してやっていることがあります。それは「心のままに生きてみる」ってこと。
おととし娘が巣立って、今年のはじめには夫の体調も回復して。私のなかで、あぁ、もう大丈夫だなって気持ちになった。
結婚して親になって、誰しもがそうだと思うけど、私も妻や母親って役割を手探りながら悩みながらやってきた。
仕事が忙しい夫にできるだけ負担をかけまい、とか、娘にはできる限りちゃんと向き合って育てたい、とかね。夫が体調を崩してからは、私が倒れるわけにはいかんって気を張ってたし。
ふり返ると、もうちょっと肩の力を抜いてもよかったかな、って思うけど、役割スイッチが入ってたんだね。激務の夫を支える妻スイッチ、都会で子育てする母スイッチ。私はスイッチを入れないと出来なかったんだと思う。
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思えば結婚する前の、じぶんが娘だった頃の家族(実家)でも役割ってあったよね。家族の中でのポジション、ドラマでの役みたいに、それぞれが無意識にその役割を演じるような。
人って誰かといると、自然とそんな風になるのかも。だから誰といるかによって出てくるじぶんも変わる。ひとりの人間なかにはいろんな顔、側面があるから。
だからこそ、これからは私だけのときの私と、もっとじっくり話したいと思う。ほんとうに好きなもの、やりたいこと、どんな風に生きたいか。
そしてじぶんの感覚を信じること。ほかの誰かやなにかに気を回すとたちまち曇ってしまうから。そこはわがままと思われてもいいから曲げないでみよう。
家族とか大切な人にはつい合わせてしまいがちだけど、そこもね、ひとつひとつじぶんの気持ちに正直に。それが大切な人に対しても真摯に向き合うってことだと思うようになったのです。
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