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「線」と「塗り」

本来、物に「輪郭線」は存在せず、何かと何かの境界線を「線」として描くことで、私はその「線」を意図したモノの形として見せています。
しかし、その境界線が曖昧だったりそもそも明確な境界線がないものを「線」で表現しようとすると、とても不自由です。(例えば、遠くの風景、煙や光など)
大友克洋先生の『AKIRA』をみると、輪郭線が曖昧なものも、それに形を与えて描き表してありました。そういう方法もすごくカッコイイのでそのうち試してみたいけれど(これについてはそのうち文章としてまとめてみたい)今は「線」と「塗り」の共存と、「線」の濃さ・太さでの見え方の可能性、必要な「線」の選択、形の簡略化などを使って描きたいものを表現することを考えてみたいと思います。

そもそも「線」と「塗り」は別なモノなのだそうです。
でも、浮世絵や漫画などで、そのどちらも用途に応じて使われているのをよく目にします。
自分なりのルールとか自分なりの表現という形で答えを見つければ良いのではないかと思うので、仕事の合間に試行錯誤してみたいと思います。

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