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片付けさせて頂ける喜び

和暦 新年が明け、空き家となっている実家の片付けを目的に甲府へ行って来た。

南アルプス甲斐駒を眺めながら、山々が当たり前にあるこの地を愛おしく思う。東京生活しか知らない私にとって地方暮らしは未知であるが。

それでも、40年を超える夫の家族との関係は深く、年に何度も帰省していたから両親の居ないこの家は勝手知ったる実家ある。

亡くなった当時のままの家は寂しさに満ち溢れていた。昨年の夏に久しぶりに訪れてひしひしと悲しみを感じ、片付けをしたいと心から思った。

それから3度目の片付け訪問となるが、今日も亡き母を充分に感じながら、見えない箇所から手を付けていく作業は充実の時である。

これまでも、ゴミ屋敷と化した私の実家の片付け、亡き後の叔母の家、最後は動けなくなって亡くなった従兄弟の家の片付け等等、どうやら亡くなった後の片付けに使命を与えられた感がある。

少しづつ整い家の中の気が変わる。そして、私たちの中も変わり真っ直ぐな生き方に繋がる。だから有り難いと感謝が溢れる。

また来月、訪れる日を楽しみに。結婚後の思い出が全て温かい物に変わっていく。有難うの人生。ケジメをつけたい事がこうしてある。巡り合わせを信じて。


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