第2回座談会を開催しました!


集合写真


9月6日にzoomにて第2回座談会を開催しました!
第1回座談会のテーマ『私たちが仕事をする意味』に続いて、第2回では
『やりたいことで生きる』を主なテーマに、ゲストとして西川昌徳さんをお招きして
ざっくばらんにお話していただきました!


第2回座談会に至った経緯
 私は大学卒業後にはどこかに就職するもの(就活をするもの)という考えや、仕事=やらなくてはいけないこと、やりたいことを100%はできないという価値観を持っていました。
 また、そういった考えは私だけでなく多くの大学生が持っていて、どこか疑問に感じているのでは?と前回の座談会で感じ、『やりたいことで生きる』を主なテーマにしました。
 そして、前回社会人をしている同年代の人が座談会に参加してくれたことで、話し合いにリアリティがありとても盛り上がったことから、
「大学生同士がざっくばらんに話し合う場」という本来の座談会の趣旨からは少し離れて、このテーマはぜひ実際に実現されている人の話を聞かせてもらいたい!!と思いました。
 そこで、フリーランスで働かれている西川さんをゲストに迎えお話を伺い、自らのしたいことを仕事として成り立たせることや、
仕事とプライベートの垣根がない生き方といった大学生にとって
新しい価値観に触れる機会になれば・・・と第2回座談会を開催しました。


スペシャルゲスト・西川昌徳さんについて
 西川昌徳(にしかわ まさのり)さんは、兵庫県出身の自転車で世界中を旅されている冒険家の方です。
 自転車旅は大学卒業後からはじめ、これまで97,200km(世界2周半の距離!)、37ヶ国もの国々を旅されてきました。
 また、旅をしながら出会った人とコーヒーを通じて対話をし繋がりを生み出す、「フリーコーヒー旅」や、旅で訪れる外国から日本の学校にテレビ通話をつなげて行う「Live授業」、こども達と自転車で旅をするプログラムの実施など、たくさんの活動をされています。



第2回座談会スタート!
 今回は、まず参加者同士で簡単なアイスブレイクをした後、ゲストトークタイムと題して、約1時間西川さんにお話していただきました。
 また、トークタイムでは参加者の方々にzoomのチャット機能を使ってもらい、西川さんにリアルタイムで質問やリアクションをしてもらいました!
参加者からの質問では、
・やりたいことが義務になって負担になることはないですか?
・旅をしている途中で出会った人の中で印象に残っているのはなんですか?
・コロナの影響で、自分のしたいと思っていたことが制限されるようになりましたが、西川さんならどう乗り越えますか?

といった、自転車旅など西川さんの活動に対する質問だけでなく、
仕事観・人生観、新型コロナウイルスへの向き合い方など様々な質問が出ており、西川さんはひとつずつ真っすぐに語ってくれました!

『世界が自分事になった』
 これまでの旅に関するお話の中で、西川さんは世界を自転車で旅して起きた自分自身の変化についてお話されていました。
 自転車旅で沢山の国を訪れ、人々に出会ったことで、世界で起きている出来事が『他人事』ではなく、『自分事』に変わったとおっしゃっていました。日本だけでなく世界各地で自然災害や様々な争いが起きていますが、そうした時旅で出会った人々のことを想い、自分にできることを考えるそうです。
 西川さんのされている旅は世界各地に大切な人や思い出がつくられていくような旅で、こうしたことが西川さんの活動や活力につながっているんだと感じました。

『「自分自身」が求められていることを選ぶ』
 「やりたいことが義務になって負担になることはないですか?」という質問に西川さんは、「ある、沢山あるよ!」とはにかんでいました。そして西川さんは、
「したいと思って始めたことがいつの間にか自分の負担になるのは、世の中のニーズとしたいことがずれていってしまうからだと思う。」とおっしゃっていました。


好きなこと・したいことが仕事になるには、自分勝手にしたいことをし続けるのではなく、そのことに社会的価値があって初めて成り立つ。
つまり自分のしたいことと世の中のニーズが重なった時仕事になるんだけど、世の中のニーズってすぐ変化するから、いつの間にか自分の本当にしたいこととは違ったものを求められるようになっていて、それに応えようとするから義務感に感じるし、負担に感じる。

と自身の経験を踏まえながらお話ししてくれました。
また、「引き受ける仕事としない仕事をどういう風に選んでいますか?」という質問に対しては、

『自分自身』が求められてたり、自分にしかできないことだと思ったら引き受けるようにしてる。逆に自分じゃなくてもいいなと感じたら断る。これまでも『これ自分じゃなくて別の人がいいな。』と思って断ったこともあるよ。

とおっしゃっていました。


第2回座談会を終えて 
名残惜しくもゲストトークを終えて会の最後には、西川さんのお話を聞いて自分自身にグッときた、いいなと思ったことを「今日のグッとポイント」として、参加者ひとりひとりに発表してもらいました。
参加者からは、


「今ある環境で何ができるのか」という言葉が印象に残っています。今の環境を受け入れて目の前のことをしていれば未来へつながると信じて、何事も取り組んでいきたいと思います。
「自分が出せるパフォーマンスと求められるニーズとのバランスが大事」という言葉が響きました。
「自分がここにいる意味」という言葉が印象に残りました。自分ではない誰かがやれることを仕方なくやることが幸せなのかという言葉を聞いて、自分がここにいる意味をしっかり考えようと思いました。
「『仕事』には枠がある。」という言葉が印象に残りました。枠組みを決めない!とこだわりを持った西川さんのお話が、私にとってはとても新鮮でした。仕事の枠の中に収まるのではなく、好きに生きたらいいんだと思いました。


といった感想があり、それぞれの心にそれぞれの形で西川さんの言葉が響いたんだなと感じました。

今回の座談会は、「したいことで生きる」ということを主なテーマに、ゲスト・西川昌徳さんにお話いただきました。第2回座談会を通して、参加者同士で話し合う場は設けませんでしたが、大学卒業後の進路や今自身が向き合っていることに対して、参加者が自分自身と対話するとても大切な時間になったのではないかと感じます!


今回ゲストとして座談会を一緒につくってくださった西川さん、ありがとうございました!!
そして西川さんのことについて詳しくは、コチラまで・・・
↓↓↓

https://note.com/earthride


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?