続・作業用BGMの話

以前、作業用BGMの話をした。

あれからしばらく経った今、母も作業用BGMを聴くようになっていた。

怪談和尚・三木大雲住職の怪談である。


だから、何でだ。


姉は、稲川淳二さん。
母は、三木大雲住職。


我が家・夏の怪談祭り。


私は、以前も話したように怖い話・ホラーは苦手。誰かが一緒じゃないと見れないし聞けない。無理。無理寄りの無理。
なのだが、そんな私が聞いた三木大雲住職の怪談で1番興味深く1番怖いと感じた怪談がある。

その怪談の舞台は、『アフリカケンネル』
世間を震撼させた、とある凶悪かつ残忍な事件の犯人夫妻が経営していたペットショップである。園子温監督の映画『冷たい熱帯魚』のモデルとなったといえば、ピンとくる人もいるだろう。私も事件の概要だけは知っていた。
その舞台となった場所に、修行僧時代の三木住職が訪れ、犯人と接触していたというのだ。

心霊体験ではなく、人が1番怖い所謂『人怖』と呼ばれる話なのだが、この話の恐ろしくかつ興味深いのは、

  • 犯人が巧みな話術で三木住職に近づき、使えるはずのない関西弁を淀みなく使ったこと

  • 犯人が3回も仕掛けた罠を、三木住職は3回全て免れたこと

である。


凶悪犯VS神仏


のちに犯人は、三木住職のお知り合いに、
「神仏は信じていなかったが、本当にいるんだな」
と語ったらしい。

初めてこの怪談を、三木住職が話しているのを聞いたときほど、私はゾッとしたことはないし、多分これ以上のものはないように思える。


三木大雲住職「生きててよかったなーっと思うだけで、私の中ではあまり怖くない話ですけどね」


おい、大雲。


よろしければ、お願いします。 お願いします!!(圧