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母の長文LINEに「のんびりしてるとダメになるよ」と書いていない文字が浮かぶ

朝起きて、娘の支度が終わって、自分の身の回りのこともやっと終わって、ふぅっと携帯を見ると、母からLINEが入っていた。母お得意の、長文LINEだ。

長文は久しぶりだったので、なになになに??と読んでみる(長文LINEには基本的に良い思い出がない)。
要するに、「2人目の妊娠も考えるなら、座って通勤できる駅に住んだほうが良いわよ」ということだった。併せて、たくさんの物件情報を載せてくれていた。

確かにそうだ。ママ、教えてくれてありがとう!!!そう思って携帯を置ければ良いのだが、すっかり気持ちが重たくなってしまった。体重が2倍になったように、身体全体に重力を感じる。

なぜだろう。母は心配してくれている、そして、母は良かれと思ってやってくれている。それなのに、私は、とても困ってしまう。
とてもプレッシャーに感じるのだ。焦りだしてしまうのだ。「あんた、またのんびりしてるとダメになるよ」というメッセージを(私が勝手に作り出して)受け取ってしまうのだ。

約10年ぶりに実家近くに住んでいる、だからこそ親と自分の関係を客観視できる気がしている。
憶測だが、私はこうやって子供の頃から焦らされてきたのだろう。そして、大人になった今、私はこうして自分で勝手に焦っているのだろう。
そして、私は母に“選択すること”を委ねてしまっていたのだろう。そして、大人になった今、私は“選択すること”をすごく苦手に感じている。

母は、思ったことを思ったときに、思ったままのテンションで伝えてくる。ただそれだけだ。自分の子供のことで多少テンションが上っている、ただそれだけだ。
ただそれだけなのだから、私は、重く受け止めすぎる必要はないのだ。

余談だが、私は2人目の妊娠を悩んでいる。我が家は体外受精で1人目を授かっているので、良くも悪くも次の妊娠を選べるのだ。前回の私の妊娠出産が命がけでものすごく大変だったので(とは言っても8割位忘れている笑)、2人目の妊娠を選んでいいのか迷っている。でも、子供は欲しい。この話はまた別の機会に書き出したい。

私は、母にはこういう答えのない相談に、もっともっと寄り添ってほしかった。ちなみに、前回この話をしたときは、「難しいね。旦那さんとよく相談して決めたら良いよ」と、私としてはアッサリに感じた。まぁ、答えを押し付けられるよりは1000倍良い。

このnoteを書き終えたら、有り難く物件情報を見て、そっと携帯を置こう。

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