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中島 愛 キャラクターソング・ライブ~FULL OF LOVE!!~に参加した【中編】(ネタバレまつり①)

後編だ!
ネタバレ祭のオタクモードで書くぞ!!!
と思っていたら長くなりすぎたので前中後編になりました。

中編いきます!

日本青年館について

初めに何より大事なことは、ライブの開催場所、日本青年館。
前編でも書いたけど、まめぐさんがデビューしたステージであること。
そして、2013年12月2日に2014年3月末で無期限活動休止することが発表され、休止前最後のライブが開催されたステージであること。
あの衝撃の発表からほぼ7年後の12月3日木曜日
また日本青年館のステージにまめぐさんが戻ってきた。

「Megumi Nakajima FINAL LIVE 『Thank You』」と銘打たれた活動休止前ラストライブは、2014年3月20日木曜日に行われた。
たまたまだろうけど、気持ち悪いオタクは日にちも曜日も考えていたの?って妄想しちゃうよ。
寂しい涙を流した7年後の12月に。
寂しい涙を流して見送った6年と9ヶ月後の同じ木曜日に。
今度は嬉しい涙を流させてくれるんだよ。
しかもコロナ禍の中で予定していたイベントができない中でやっと開催された約1年ぶりのライブで。

FINAL LIVE 『Thank You』の思い出

寂しい思い出のステージでまめぐさんはとても印象的なことを言っていた。
「アニメの歯車の1つになりたかった」という言葉。
どこかの記事に残っているかなと思ったら、ナタリーさんの記事に残っていた。

「(省略) 正しくアニメーションに沿った形でいろんなテイストの曲を歌うのが中島愛なんだなって思いました。それはアニメ作品なしでは成り立つことではなくて。だからこそいつでもアニメ作品の歯車の1つになりたかったし、中島愛という名前が前面に出るよりも、そのアニメを観てほしいと思って歌っています。なぜここで歩みを止めるのかというと、今の自分だとそれ以上のことには応えられないと思ったんです。今までの道を噛みしめて見つめ直す時間がきっと必要だと思いました。私自身の力不足。はっきり言って私のわがままです」

中島愛、思い出の青年館で熱唱「絶対にまた会いましょう」

このMCを聞いた当時は、「歯車になる」という言葉にネガティブな印象を受けた。まめぐさんが苦しんでいることも、辛い思いをしていることも悲しかった。私たちが応援する声がプレッシャーをかけてしまっているのかな、なんて思っていた。
休止直前のまめぐさんは、とても大活躍していて、でも、本当に痩せ細っていて、そんなになるまでがんばらないでほしいなとは思ってた。そんな中の突然の休止発表。
誠実で、真面目で、いろんなことをたくさん考えているまめぐさんに歌い続けてほしい、演じ続けてほしい、というのはファンとしての望みではあるけれど、私の1番の願いはまめぐさんが元気で幸せで生きていてくれることなのだ。
その中に歌手、声優としての仕事がまめぐさんの幸せにつながってくれていたらこれほど嬉しいことはない。

でもライブに参加して、MCを聞いて、まめぐさんの中で何かがしっくりこないのはわかったし、疲れ切ってしまってるのかなとも思った。
それでも、あんなに歌が大好きなまめぐさんはまた戻ってくるに違いないという確信も何故かあった。そんな複雑な気持ちで大号泣しながら送り出したあの日を思い出した。
ありがとうを届けたくて、大切な仲間たちと冷たい雨の中、金色サイリウムを配ったのもかけがえのない思い出。まめぐさんにも届いたと信じてる。

活動休止とまめぐさん

今だから思えるのは、駆け抜け続けることは本当に大変だし、駆け抜けながら自分を見つめ直しながら前に進むって特別なことなんだと思う。あの時まめぐさんが休む決断をしてくれて本当に良かったと思える。決断したことも含めてまめぐさんの強さと今のまめぐさんにつながる時間だなって。休止中でも、プリキュアは出てくれていたしね。
そんなこんなで、私自身初めてライブで大号泣した思い出とともに、日本青年館は幸せと寂しさと悲しさと悔しさと、いろんなものが入り混じった特別な場所だ。

そんな日本青年館のステージに、まめぐさんはまた立ってくれた。しかも今まで演じてきたたくさんのキャラクターたちと一緒に、だ。
6年ちょっと前にステージで聞いた「アニメの歯車の1つ」、声優としてキャラクターに命を吹き込むこと、その中でキャラクターとして歌うということ。
これをステージの上で体現するのはとても大変なことだと思うのに、それを完璧になしとげていた。

もう嬉しくて泣いちゃう。

新しくなった日本青年館
新しい一歩を踏み出したまめぐさん


素晴らしいじゃないですか!
2019年7月21日に恵比寿で開催された10周年YEARのライブが歌手・中島愛としての締めくくりだったと思うし、キャラクターソング中心のFCイベントも、やってくれたけれど……
キャラクターソングアルバムの発売と、日本青年館で歌うこのライブが、本当の10周年YEARの締めくくりな気がした。私の中では本当にここでいろんなものが、回収されて中島愛の10年とちょっとの集大成を感じられたんだ。

場所のことしか書いてないのにこの文字数、どうしましょ。
でも、続けます!

セトリについて

セトリの構成、本当に素晴らしいよ!
大好き!!!
まめぐさんも、まめぐさんのスタッフさんたちも天才!
オタク妄想的な主観たっぷり、オタクは専門家になりがちを体現しちゃってる感想な気もするんだけど……
でもそう思っちゃったんだもん。

ライブの最初と最後の曲

まずね、ライブの最初の曲は、最新曲の「恋のジングル」
本編最後の曲は『マクロスF』という物語の終わりをしめくくった「ホシキラ」
アンコールでの最後から2番目の曲は初めてレコーディングした曲「愛・おぼえていますか」
そして、本当の最後の曲は初めてCDデビューした曲の「星間飛行」

もう、これだけで鳥肌ものです。
1番新しいキャラクターソング、まめぐさんがいろんな積み重ねで、ラジオでファンと一緒に作り上げてきためぐちゃんから始まるライブ。
めぐちゃんは、まめぐさん自身の妄想も夢も詰め込んだ80年代アイドル。
私にとっては、「CV:中島愛」じゃなくて、「めぐちゃん=中島愛」なんです。
2020年にイコールで繋がれたキャラクターが、キャラソンライブの冒頭を飾って、声優・中島愛の原点である2008年にイコールで繋がれた「ランカ・リー=中島愛」のデビュー曲で有終の美が奏でられる。


今の一番新しいまめぐさんから始まって、その中でいろんな思い出と一緒にたくさんのキャラクターの声を聞いて、最後にデビュー曲で終わる。
泣きたくなくたって、泣いちゃいます。感動です。エモいはあんまり使いたくない。でも、これがエモいなんだ!エモーショナルなんだ!!!

まだまだセトリについて言いたいことがたくさんです。とまりません。

アコースティックコーナー

メロエッタの「いにしえの歌(キラキラVer.)」はどこに持ってくるのかなって思っていたらここか!という衝撃。
でも神秘的な曲だしアコースティックコーナーの始まりの曲としてストンと心に落ちてきた。

からの、次の2曲。どちらも、佐藤順一監督の作品なんです。
『たまゆら』の保志まなみの「ずっと一緒」と
『異国迷路のクロワーゼ』のアンヌの「遠く君へ」
しっとりとした音楽と一緒に佐藤順一監督の生み出す優しい世界観ステージにも溢れていて、もう、たまらないですよね。
心地よくて、心に沁みて、泣いちゃいますよね。

あとね、2曲目の後半の歌詞で「カメラと わたしとで 海へ行こう」と歌ったあとに3曲目の冒頭で「海よ 風よ どこ どこへ」と歌い出すんです。

佐藤順一監督の作品、きれいな水のある風景のイメージが強いんですけど、別のキャラクターソングの中でつながる歌詞をきいて、ライブのセットリストというものを感じたんです。

曲同士のつながり

そういう意味で、そのあとの「Another Letter」からの「SINCERELY」も歌詞のつながりと曲名のつながりがとても好きなやつでした。

『君のいる町』の枝葉柚希の「Another Letter」はMCでも言ってたように、柚希の真っ直ぐな恋する気持ちを歌った歌。
『問題児たちが異世界から来るそうですよ?』の春日部耀の「SINCERELY」
sincerelyの日本語訳は「心から、本当に」なんです。
これは完全なる後付けオタク妄想ですけど、いい意味です。前の曲にもつながります。柚希の心からの気持ちを受け止めて次のキャラクターにバトンタッチするんです。
それと、「SINCERELY」の歌詞。
「美空から ふわり 舞い落ちる手紙」ではじまる歌詞。
手紙です!
前の曲の題名は「Another Letter」
手紙です!!!
もう、妄想が捗ります。オタクの妄想力が炸裂してしまいます。

「ランカ・リー=中島 愛」とマクロス

そのあと間髪入れずにやってくる、
『マクロスF』ランカ・リー=中島愛の「放課後オーバーフロウ」
本当、歌詞の中にある「放課後わかれたらもう会えないかもしれない」
そんなことをふと思ってしまう世の中になってしまった、でも、ランカちゃんが強く歌ってくれるから、今を大切にしたいって思わせてくれる安心感。

あと、やっぱりまめぐさんから感じたイコールでつながれたランカちゃん。
今までの曲たちがとてもレアな曲でめったに聞けない曲たちでそのあとにやってきた、ライブでも聴きなれているランカちゃんの曲たち。
悲しいはずの歌詞でも、今までは寂しい気持ちになっていた曲も、なんだか安心して聴けて、2020年の「ランカ・リー=中島愛」も最高のランカちゃんだったし、ほっとしました。

そこからのアンコールタイム。
まめぐさん、ずるいよ。「アイモ」はとてもやさしくて、ランカちゃんが大人になった気がした。お母さんに歌ってもらっていた愛の歌を、ランカちゃんがお母さんになって歌ってくれるような気分になった。

そこからさ、「VOICES」が始まるんだよ。MCでも言っていたけど、人前で初めて歌った『マクロスプラス』のカバー曲、名曲「VOICES」
それをさ、『マクロスF』の次のマクロスシリーズ『マクロスΔ』の後輩と一緒に歌っている。たまらないです。
そして、『超時空要塞マクロス』のリン・ミンメイをランカとしてカバーした名曲、「天使の絵の具」に「愛・おぼえていますか」です。
「天使の絵の具」をみのりちゃんと歌うのが本当に良い。良すぎる。こうやって名曲は色褪せることなく引き継がれていくんだなって感じました。
マクロスシリーズの歴史を感じさせてくれたこのアンコールコーナー。選曲だけで神がかっています。

中編終わりに

長文オタクレポをここまで読んでくれた方、ありがとうございます。
ここまで読んでくれている方なので気づいてるかもしれませんが、私、まだ全然音楽関連の感想書いてないんですよね。自分でもびっくりするくらい溢れてくる言葉を制御しきれなくてこんなことになってしまいました。

ということで、前・中・後編の中編が終わります。
あと1日でアーカイブ期間終わっちゃうのに、書き終わらないぞ(≻_≺)

後編に続く!!!

【前編】

【後編】※2020/12/17追記

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