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  • #今週の一曲一枚

    2019年6月から、InstagramとTwitterで始めた週一回の感想文。 シングルリリースの「一曲」やアルバム「一枚」、はたまたミュージックビデオまで。形式にこだわらず好きなものについて書いていきます。

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考えるということ

考える時間が増えた。 というか、考えなければならないことが増えた。 ここ数ヶ月、たくさんの人が外に出られない代わりにSNSで発言するようになった。 世界中で巻き起こる、今までに見たことのないムーブメントの数々。良いことも、悲しいことも、怒りも、今までより何割も増して強く、大きな声となって拡散される。 良いことばかりなら楽だけれど、殺伐とした空気に辛くなった人も大勢いるのではないかと思う。 私は幸い傷付いたり、SNSを辞めたいと思うようなことは今のところない。でも、ふ

    • #今週の一曲一枚 Cory Henry - Church (2024)

      タイトルの通り教会音楽のアルバム。日本人でキリスト教を信仰していない私にとっても、分かりやすいAmazing Graceで始まってとても分かりやすいです。(他は恐らくすべてオリジナル。) Musicians Praise (feat. Robert Randolph) が特に大好き。 教会音楽って、私にとっては歌うのとオルガン伴奏のゴスペルのイメージが強いけど、それ以外のミュージシャンたちに注目すると、またそれもかっこいい。楽器も、人間の声みたいにパワーを感じる。 次の曲は

      • #今週の一曲一枚 Jacob Collier - Djesse Vol. 4 (2024)

        アルバムの最初は、ライヴで観客を楽器にする、あの大迫力の映像たちを彷彿とさせる"100,000 Voices"。様々なクラブやライブハウスのようなざわめきの中から、オーケストラのチューニングかと思えば大勢のコーラスが現れる。普段から大きいスケールで物を見ているのかなと感じ、圧倒される。 このアルバムには私が大好きなLawrenceが参加している。“Wherever I Go (feat. Lawrence & Michael McDonald )”は本当に最高だ。まさか参加

        • #今週の一曲一枚 大貫妙子 & 坂本龍一 / UTAU (2010)

          「koko」という曲が好きだ。オリジナル(シングルCD)は2008年。日本郵政のCMソングだったらしい。私は記憶には無い。 このアルバムでは、大貫妙子さんが歌詞をつけた「3びきのくま」と「koko (Instrumental)」として2パターンが収録されている。どちらも素晴らしい。特に、ピアノ版が私のお気に入りだ。 「UTAU」収録のピアノソロは、「3びきのくま」と同じキーになっている。オリジナルよりも、落ち着いた印象を感じる。(オリジナルももちろん好き) 「3びきのく

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          #今週の一曲一枚 片想い/チェイサーブルース(2024)

          最近のカクバリズムの勢いがすごい!今年だけで数えてももう9作。去年が26作だったから、すごいペース。そしてカクバリズムから今年取り上げるのはもう2作目。今年はもうカクバリズムの年。 この曲は、個人的には中毒性がある。もうずっと聴いてる。 レーベルの紹介文だと「どんな日でもホッと染み渡る」と書いてあるけど、私は、そのホッとする感じが繰り返し聴かされてしまう方向になるらしい。 段々楽器が増えて盛り上がっていく感じがたまらない。片想いのやさしいバンドサウンドの幸せなパワーが伝

          #今週の一曲一枚 片想い/チェイサーブルース(2024)

          #今週の一曲一枚 Nuno Canavarro - Plux Quba (1988)

          最初だけの3曲が不穏だ。 でも4曲目から何だか明るい。ミニマルで、温かい気持ちになる音楽たちだ。 不穏な音が鳴ると、個人的には音楽を割と聞き流し気味になる。でもその後に流れる明るい音にはより感度が高まると言うか、研ぎ澄まされる感じがある。 5曲目の [Untitled] 4:21 は、不穏さも残しつつ、嫌な音に聞こえそうなノイズもあったかく感じてくる。シンセサイザーの和音が、なんとも心地よい。不快に聞こえないのは、他の曲との対比だろうか? [Untitled] 4:21

          #今週の一曲一枚 Nuno Canavarro - Plux Quba (1988)

          #今週の一曲一枚 Yussef Dayes - The Yussef Dayes Experience - Live From Malibu / 2022

          Yussef Dayesの軽やかなドラムが映えるアルバム。 全部 Live と書いてあるからおそらく生演奏なのだろう、一発で合わせて録ったというのが、なんだか信じられない音作り。Yussef Dayesの音って、ほんとに軽すぎて宙に浮いてるみたいに感じるから、音だから当たり前だけど実体が無いみたいに感じる。シンセサイザーの演奏が、より生じゃ無い感を私には感じさせる。そういうドラマーの人も、生で聴いたら意外としっかり叩く人が多い。Dayesはどうなんだろう?生で演奏を聴いてみ

          #今週の一曲一枚 Yussef Dayes - The Yussef Dayes Experience - Live From Malibu / 2022

          #今週の一曲一枚 Keith Fullerton Whitman &Floris Vanhoof - Split (2013)

          以前、上司に「変な音楽ばっかり聴いてる」と言われた。(私の歩き方も「嫌い」って言ってきたけど、すごく仲良いです!笑) 山﨑のラインナップで「変」だとしたら私はどうなるんだ、と思っている方も多々居られるかと思うが(もちろんそんなこと気にしていない音楽愛好家が多数だとは思う)、最近聴いた中で一番ヘンテコで好きな音楽はこれだ。 どれも宇宙人とかUFOが出てきそう。 中でも最後の Flois Vanhoof - De Karakiet van Karakas が一番好き。低音ビ

          #今週の一曲一枚 Keith Fullerton Whitman &Floris Vanhoof - Split (2013)

          #今週の一曲一枚 Fridge - Happiness (Anniversary Edition) /2023

          全部の曲名が楽器の名前などで出来ている。曲を構成する音はタイトルに入りきらないくらい多いが、タイトルがあるとそこに注目して聴いてしまうから不思議だ。 先日 Oneohtrix Point Neverのライヴに行った際、Cut Up Piano & Xylophone がかかっていた。爆音で刺激的なライヴの後に聴いたものだから、とても可愛らしく、癒された。(OPNは、大きな音の中に癒しがあるのだが。) Harmonics もこれに近い感じがする。かわいらしくてホッとする。

          #今週の一曲一枚 Fridge - Happiness (Anniversary Edition) /2023

          #今週の一曲一枚 Rafael Toral - Second Short Space (Edit) - Single (2024)

          まずジャケットがかわいい!(そこ?) 小鳥ってかわいいよね、と私は思います。 あとなんか音楽のジャケットじゃないみたいで不思議な感じがする。正方形だし、インスタの写真みたい。 3曲とも癒される。とは言っても、Intro + Changes (Excerpt) は少し違うかも。調子っぱずれの感じが、可愛らしさではなく不穏さを醸し出している。ネットミームで良くある、ダースベイダーのテーマのリコーダーバージョンとか、その他諸々って可愛らしいけどこれは音が外れてるのが可愛くはないし

          #今週の一曲一枚 Rafael Toral - Second Short Space (Edit) - Single (2024)

          #今週の一曲一枚 角銅真実 - Contact (2024)

          初めて聴いたとき、アルバムの始まり方がすごく怖いなと思った。音楽でホラー??みたいな。でも最初の衝撃はもう無くなった。あれなんだったんだろう? でも、i o e o はちょっと怖いサスペンスとかのテーマソングで使われそうな感じはある。捉え所がなくて、ミクスチャーな感じ。脈絡なくグリッサンドする弦楽器。人の声がたくさん聞こえる。でもやっぱり今は怖くはない。むしろ落ち着くかもしれない。 蛸の女 は、「くちびる」の「る」ですっごい尻上がりになるのが好き。かわいい。色んな音が鳴る

          #今週の一曲一枚 角銅真実 - Contact (2024)

          #今週の一曲一枚 超右腕 - OBAKE IN TSUSHIMA-NAKA (2023)

          岡山の楽しいバンドの、楽しいアルバム。 全部が可愛らしくて愛おしい。 アルバムの最初が鍵盤ハーモニカ。鍵盤ハーモニカって調律がイマイチで、特に和音を吹けば調子っぱずれでなんだかおかしい。この気の抜けた感じが、まず可愛らしい。このイントロと同じメロディーがアルバムの最後にも登場するが、楽器が違うだけで雰囲気は全然違って聞こえて面白い。でも同時に、アルバム全体を包むゆるっとした空気が想起されるから、このメロディーもすごい。 一番好きなのは"生活"。何回聞いても前半の拍子が意

          #今週の一曲一枚 超右腕 - OBAKE IN TSUSHIMA-NAKA (2023)

          #今週の一曲一枚 安田成美 - 風の谷のナウシカ(2024 ver.) / 銀色のハーモニカ(2024 ver.) (2024)

          シングルの発売から40年。それを記念した再録作品。どちらの曲も原曲とは違った雰囲気の、素敵な仕上がりだ。 風の谷のナウシカは、もともと好きな曲だが今回のアレンジには驚いた。リズムがよく分からないイントロ、全体的に静かな音。アレンジには、クラムボンの原田郁子さん、そしてこちらも先日アルバムをリリースしたばかりの角銅真実さんもクレジットされている。 風の谷のナウシカのイメージソングといえば、イントロの出だしとサビの終わりで入る ちゃ〜ららら〜ららら〜 という下降メロディーが特

          #今週の一曲一枚 安田成美 - 風の谷のナウシカ(2024 ver.) / 銀色のハーモニカ(2024 ver.) (2024)

          #今週の一曲一枚 Carole King - Rhymes & Reasons (1972)

          全体的に、声と楽器の組み合わせがちょうど良くて好き。特にラテンの打楽器が印象的。メロディーも全部かっこいい。作曲は、共同クレジットもあるが基本は本人が書いているようだ。 コンガか何かの残響と、ベースの音って似ているところがあると思う。" Come Down Easy "ではその感じが心地よい。 " My My She Cries "のイントロの「わんわんわん、、、」というシンセサイザーなのか、よく分からないこの楽器の音が好き。右側に聞こえるが、ずっと追ってしまう。終盤 1

          #今週の一曲一枚 Carole King - Rhymes & Reasons (1972)

          #今週の一曲一枚 Whatever The Weather - Whatever The Weather (2022)

          すべての曲のタイトルが気温。気温を形容している曲、ということだろうか。 私にとっては気温は気温でしかないから、こんなに広げて発送することができるんだということにまず驚く。 それぞれはシンプルな曲が多く、どれもシンセサイザーを使っているようだ。 その中で"17℃"は複雑な(ジャズみたいな)ドラムと、メロディーのない音、フェードインとフェードアウトを繰り返す音で畳み掛ける。「どこにいっちゃうんだろう?」とワクワクする。 その次のcではピアノが最初に登場し、それまでの3曲とは

          #今週の一曲一枚 Whatever The Weather - Whatever The Weather (2022)

          #今週の一曲一枚 星野源 - 光の跡 / 生命体 (2023)

          きました、両A面! まあ、CDは裏返せないですが。 何回星野源を書くんだと思っているのはきっと私だけでしょう。 以下、ファンによる独り言。 「生命体」と「おともだち」は、それぞれ世界陸上・アジア大会のテーマ曲、そしてオードリーANNの東京ドーム公演のテーマ曲。 星野源がそういう曲を作るなら、ブラスがパーンと鳴って、ストリングス群が鳴って、みたいな元気が良い応援ソング的なのを、私もイメージする。でも今回はその真逆を行ってる。 「こういう場なら、こういう音でしょ」っていうのは、

          #今週の一曲一枚 星野源 - 光の跡 / 生命体 (2023)