2023、全アルバム制覇したクラシックロックたち【今年お世話になりました】

今年は音楽色々聴いたな〜。ほぼ旧譜だけど。
今日は今年全アルバム聴いたロックバンドのなかで特に好きだったものをピックアップします。


Led Zeppelin

殿堂入り。原点にして頂点。今年入ってまず最初に全アルバム制覇したのはこのバンド。

高校時代に2nd〜4thまでを聴いてたけど当時はあんまり刺さらず。3月に1stを聴いてからもう虜。とはいえ未だに1stだけでお腹いっぱいになるから、2nd以降を全然聴けていない。


台風クラブ

友達が対バンするのをきっかけにちゃんと聴き始めたバンド。一見普通のロックに聴こえるかもしれないけど、よう考えたら曲展開がかなり意味わからん。石塚さんの驚異的なソングライティングには脱帽。緻密に計算され尽くした各楽器隊によるバンドアンサンブルも、聴いてて楽しい魅力。

なのでこのバンド群と同じリスト入りです。


Police

これは7月くらいに全制覇した記憶がある。元々syrup16gの影響元だったから聴きたかったんだけど、彼女がポリス好きだったのをチャンスに速攻全制覇。

シンクロニシティも今は好きだけど、当時は初期の音楽性にかなりグッと心掴まれた。独特なリズムアプローチ、参考になる。


Blur

Blurは2月に全制覇した記憶がある。多分サマソニへの出演が決まった時じゃないかな。

Blurはハマる曲ハマらない曲が結構明確にあって、その時期もまた結構めちゃくちゃだったりして。旧譜、アルバム単位としてはGreat Escapeが一番好き。

そして新譜。めちゃくちゃ良いこれ。毎回、気付いたら一周できてる。


The Strokes

こっちはフジロックの出演後から本格的に聴き出したかも。1stと2nd、そして6thのイメージしかなかったから3rd〜5thは色々と新鮮だった。

この時期の曲って言われてるほど悪くないなと思いつつ、でももう一回聴きたいかと言われればうーん何とも。6thが最高すぎるのよ。Bad DecisionとEternal Summerが良すぎる。


Arctic Monkeys

こっちは来日公演を機に地味なアルバム群をまとめて聴いた。3rdはむしろ結構タイプな音楽性だった。

俺も最新作は全然アリ派なので、今後も引き続きワクワクしたりドキドキできる体験をさせてほしい。言われてるほど悪くないだろうあのアルバムは。


The Stone Roses

あれは忘れもしない夏休み。車校帰りのチャリだった。汗だくになりながら聴いてた音楽がいやにダンサブルで、いやにクールで、いやにホットだった。マジでツェッペリンかと。

元々ダブが好きなのもあったから本当にハマった。今年一番の衝撃かもしれない。


My Bloody Valentine

夏ってなぜかめちゃくちゃシューゲイザーを聴きたくなる。あんなにカオスなのと同時に、どこか爽やかに聴こえる。

大学に行く時、大学に着いた時、大学から帰る時に3周ぶっ通して聴いたら良さが分かった。元々たまに聴いてたけど、やっぱこういう音楽は合法的に爆音で聴ける場所 (ライブハウスとか) じゃないとなかなか良さに気付けないと思う。多分、俺もまだ本当の良さには気付けてない。


The Beatles

なぜかずっと放置してた2ndを聴き、ビートルズもこれにて全制覇。普通によかったわ。

ビートルズは昔から変わらずRevolverが好きだけど、最近Magical Mystery Tourをよく聴き返すかも。俺にとってのビートルズ2位は意外にもそこかもなぁ。


The Smith

スミスはネオアコに分類されるのかな。渋く緻密なアレンジの上にボスンと佇むようなモリッシーのボーカルよ笑 その独特なバランス感覚がおもしろくて好きですな。

眠いときに聴くの最高。あとラストアルバム本当にいい。これが一番好き。

歌詞は今度調子いい時にちゃんと読みます。


Sonic Youth

最後は間違いなく自分のルーツになったSonic Youth。Washing Machineはジャケットも良いけど、曲も大好きですな。間違いなく一番好きなアルバム。

落ち着いてるけどキャリア末期ほどではないし、アバンギャルドさも初期に近いとはいえ初期ほどではないし。ポップスとアートとのバランス感覚が本当に絶妙な傑作。

初期の良さは今でもわからない笑 というか、失礼だけどわかりたくない笑 わかってしまったら絶対そこの二番煎じみたいな音楽を作りそうだから。


The Doors

追記。ドアーズも全曲聴いた。アルバム1曲目は全部相当いいですね。他もいい曲が多いけど、深く聴き込むにはもう少し時間がかかりそう。

アルバムとしてはモリソンホテルがダントツかな。ブルースロックのおもしろさが全部詰まってる気がする。


ゆらゆら帝国

多分これで本当に最後。ゆらゆら帝国。11月にCANを聴いてから、初期のおもしろさが一気に伝わってきた。シャープでクールな一面も、ユーモアに富んだ一面も、二刀流な感じがして好き。

昔、ミーのカー聴いたとき本当に退屈してたんだけどな。今はむしろ最初から最後までチョコたっぷりって感じ。Ⅲかしびれが今のところ一番好きかも。


Guns N' Roses

永野チャンネルを観て、映画『レスラー』を観て、ようやく重い腰を上げて聴いたバンド。某3枚聴いたけど、マジでこれロースカツカレー笑 カッコいいのはわかるけどちょっと重いなー、笑

とか思ってたらスパゲッティインシデントで完全に喰らった!これいいぞ笑、ガンズのお茶目な (?) 部分を見れる!

全曲聴いたら良さがわかったバンドですね。


おわりに

音楽を掘りまくること。それはすごく魅力的で、刺激的で、有意義で、何より楽しいものなんですけど、どこまでも孤独な作業だなって最近感じます。

音楽を聴けば聴くほど、俺は「普通」からは遠ざかります。グラフの隅っこにいってしまいます。少なくとも、俺はみんなと歩調が合わなくなる。
気付けば俺だけが一人でみんなよりも先にいるんです。いや、俺だけがずっとみんなの背後を追いかけてるのか。

あれ、いつの間に受験勉強してたの。いつの間にそんなもの流行ってたの。いつの間に彼女できたの。いつの間に別れたの。いつの間にご飯行ってたの。いつの間に…。昔からそんなことばっかです。

せめてと思い音楽で自分を表現するけど…。「わからない」と言われ、「謎だ」と言われ、「難しい」と言われ。大学に来てからもその現状はあまり変わってません。音楽のやり過ぎでこうなると知っていたなら、俺はギターなんて始めなかったでしょう。

米津玄師はいつも「音楽はつづく」って言葉で締めるけど、本当にその通りだと思います。それしか言えない。
音楽は複雑。「音楽は楽しいもの」と何の澱みもなく断言できるならどれだけいいでしょう。
でも俺は3秒のイントロで人生を変えられたことも、心が救われたことも、人生自体を生きのばせたことも、全部知ってます。

まぁでも、これまで俺は音楽を聴くことを全て自分の中で全て解決させてたので…。そう思うとかなり成長できたのかな、なんて思います。


だから、今年は本当にお世話になりました。
また来年よろしくお願いします!

こんな音楽が生まれたこの世界が大好きだ!


音楽はつづく

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