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小説「童女トン」ー母系ボスの生涯

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花も枯れる。茎もなえる。これ生き物の宿命。私の場合、なぜか周りには女が多かった。母親、妹3人、そして妻、娘二人、妻方の実家には12人の女系で群がっていた。愚痴も陰口もため息も頻繁…
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2020年1月の記事一覧

裕次郎を聞きながら過去を振り返る。みないなくなった。時代の雰囲気も街も駅も酒場の灯りも何かも変わった。そこで生きた男と女も。通り過ぎる人影も。闇も月光も昔のままというが錯覚である。ほら・・・いま影が蠢いたろ。更に深い闇がこっちを見ている。わかるか?

思索語はノートで呼びかけはyoutubeで纏めはFC2かライブドアで。こんな感じかな。お話ではなく、語りでもなく、思いを伝えたい。でも読み手が少ない。カネにならん。うざい。老人はよくたばれ。わかるなあ。おいらもそうだった。歴史は繰り返す。じきに滅ぶけん。溺れる時は一緒にね。

その朝妻は死んだ

その朝妻は死んだ

 ブルーならブルーなりに
 ハイならハイなりに
 生きた人間として対応せよ

 患者は石ではなく木ではなく鉄くずでもないから
 切れば血がふき出し
 苦しいときは苦しいとわめき
 悲しいときは大声で泣き叫び
 死の恐怖にうち震え

 力尽きて死んでゆくか
 死んでたまるかと歯を食いしばって
 九死に一生を得て退院するか
 そんなぎりぎりの戦いを挑んでいるのに

 いくらナースコールしても応答せず

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老人は過去の栄光か思い出に拘る。若者は欲望の平均化、標準化、達成可能な訓練と調教。仕組みに拘る。でもね金が絡んだら、その魑魅魍魎化は想像を絶する。日本人は甘いから。ゴーン見れば分るっしょ。落ちた偶像ではなく、最初から企み師、手品師だった。最後までそうだろう。またいっぱい喰わされた