見出し画像

ランドセルを巡って心が揺れた2日間

この4月で年長になった息子の母です。

昨年から、なんとなくランリュックというワードが気になっていまして、色々調べていました。
もともとランドセルってほんとに要る?と感じていたので、ナイロン製のランドセルを近所で見かけた時に「これだ!」と思ったのです。

そこで、すぐに調べ始めて、行き着いたブランドがありまして。
とてもおしゃれでかなり機能的な感じだったので、ほとんど心を決めていました。

東京にしかお店はないんですが、地方にも展示販売会に来てくれるということでした。
大阪の販売会は今週だったので、行ってまいりました。

少し前からサイトの商品情報を息子にも見せていて、だいたい色は決めていました。ピンクのファスナーの付いた黒か、全部赤のが良いとのことでした。

しかし、行ってみると、「絶対赤」とのことで、それ以外の色は試着すらしてくれませんでした。

実際に商品を見ると、リュックっぽいだけあって、スポーティな雰囲気だし、赤でも全然女の子っぽくなかったので、これはアリだね、と息子も私たち夫婦も心を決めました。

とはいえ、公立の普通の小学校で男の子で赤いランドセル・・。
ちょっと気になって、先輩ママに話してみたんですよね。
そしたら、そのママの情報では「自分の息子の友達も2人ほど赤のランドセルを希望したけど、2人とも黒に変えさせた」とのこと・・。

え〜まじで〜って思いました。
確かに、この地域は大阪でもかなり保守的なんです。お受験させる人も多いし、まだまだ学力社会を信じてる感じはひしひしと伝わってきます。

私としては、息子の好みをコントロールするつもりは毛頭ないし、なんとなくでも黒とか青に誘導するなんて、絶対したくないんですよね。

自分が子供の頃に自分の好みを主張できなくて、親に合わせ続けたことで自分の好みを見失って取り戻す時間を無駄にしたことは記憶に新しくて。
しかも、親がコントロールしていくことで、子供自身が自分の選択に自信を持てなくなるし、責任も持てなくなるって思うんです。

だから、それを聞いたところで赤をやめさせる気にはなれませんでした。

でも、なんとなく、ちょっと気持ちが沈みました。
そんな気持ちを探っていくと、「不安」がありました。

息子が赤いランドセルを持つことで嫌な気持ちになったら・・・という起こってもいないことに対する不安。
それから結局買い替えさせられたらもったいない・・・というお金に対する不安。
でした。

一つ目はまだ起こってもいないし、そうと決まってもいない。
二つ目はただの親の都合ですね。

先輩ママに話したことでこういう不安があることを確認できました。

いらない不安だと確認できたので、あとは捨てるだけ。
認識することで自分の気持ちが分かったし、その上でどんと構えていられそうです。

というわけで、赤のランドセルにします。
お目当ての商品が早く買わないと無くなっちゃうから、それも不安にさせるもう一つの要因だけど。
ま、仕方ない。

一番気に入ったものを手に入れてもらおう!

そんなこんなな、ランドセルを巡る心の揺れ動きでした。
最後まで読んでくださりありがとうございました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?