跳ねる跳ねないについて語ります 〜8〜
「ジャズは基本、跳ねない」
師である石山経麻朗氏はそれ以上踏み込んだ言葉で説明してはくれなかった様に記憶しています。歴史的名演奏をカセットテープで聴かせてもらったり、実際に跳ねてないフレーズを弾いてくれたりと言う感じで、実は僕が今、ここから先は言葉で説明しにくいと言う事をまさに実感しています。先生も同じ様に考えていたのかもしれません。
でも、ちょっとやってみます。文章で、跳ねる跳ねないについて。語ります。
これを読んでいるあなたが昔の僕の様に、
「先生、『ジャズは基本跳ねない』とはいったいどう言う事でしょう?」
と聞いて来たら僕はどう答えるべきか。
弾いてみるよ。こう言うことさ!
ではなく、誰にでもスッキリ解る様に説明したいと思います。行きます。
多分、君は目まぐるしく変わるコード進行に沿って演奏する事に慣れていない。
譜面上のコード進行の変わり目にまだまだおっかなびっくり接しているよね。
そう言う状態だと、コード進行の変わり目を強く意識しようとするあまり、フレーズがどうしてもピョンピョン跳ねる事になるんです。
僕はピョンピョン跳ねるしか出来ないアドリブソロを聴くと、ああ、この人はコード進行についていくのに精一杯なのかもしれないな…と言う感じに受け止めてしまう。事が多い。
リズムを自由に受け止めて自由に表現するためには、ハーモニーの移り変わりをしっかり把握する必要があり、それはなぜかと言うと、
それはなぜかと言うと、
それはきっと30年かけて自分で探し出す価値がある。自分で探せ!
ジャズは基本跳ねない!以上!
また明日。
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